自分の書いた小説をうpするスレ

1 :名も無きリスナー:06/06/08 23:23:44
代理です

2 :名も無きリスナー:06/06/08 23:26:33
>>1


3 :名も無きリスナー:06/06/08 23:31:08
CD-Rに残ってればうpしてみよう
探してくる

4 :名も無きリスナー:06/06/08 23:31:26
>>1
乙。
あとですげー昔に書いた奴を推敲してうpしてみる

5 : ◆Mare/GPJwg :06/06/08 23:53:06
原稿用紙350枚くらいのなんてあげられないお( ^ω^)

6 :チンコベイダー ★:06/06/08 23:53:45
>>5
3スレほど跨げばいいじゃない

7 :名も無きリスナー:06/06/08 23:56:45
ヒント:.txt

8 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/08 23:59:54
こういうスレ見るとなぜか書きたくなるよね

9 :名も無きリスナー:06/06/09 00:04:04
何処を探してもエロくらいしか出てこない

10 :名も無きリスナー:06/06/09 00:04:34
あるあるw

…昔書いたビデオドラマ用の脚本読んで
恥かしさで死にそうになった件><

11 :名も無きリスナー:06/06/09 00:32:32
焼いた記憶はかすかにあるのに・・・どこにもない('A`)

12 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/09 02:14:29
「魔法少女」ならぬ「魔法ネコ」モノの長編を長いこと書いていたので(小5〜中3)
ノートだったらあるんだけどなー

13 :名も無きリスナー:06/06/09 02:16:33
>>12
スキャンしてまとめてうpするんだ!

14 :色白マ青年 ★:06/06/09 02:21:15
影瑠板文庫が出来たと聞いて!

15 :名も無きリスナー:06/06/09 03:36:18
明日起きたら
サーファーステージぼーっと
の三題噺書く。




16 :名も無きリスナー:06/06/09 03:37:51
明日起きたら
ハイエナ洞窟あへあへ
の三題噺書く。

17 :名も無きリスナー:06/06/09 12:07:27
はばたき

大人になりたくなかった。

いつまでもバカ騒ぎしたり、遊んだりしていたかった。

親や、大人からいいかげん大人になれといわれても、聞く耳を持つ気は無かった。

早く大人になれと言われるたびに空を見ていた。

空は青く、高く、僕の嫌な気分を吸い込んでくれるような気がしたから・・・


18 :名も無きリスナー:06/06/09 12:08:15
七月下旬。

今日も、家で親にいつまでも遊ぶなと言われて嫌な気分だった。

友達の家まで行く途中に、立ち止まり空を見上げた。

少し雲が多かったが、青い空が広がっていた。

ん・・・ちょっと待て、何かが空から落ちてきている。

それが本だと分かったのは、僕の目の前に落ちてからだ。

危ない。

もし、空を見上げていなかったら直撃していたかもしれない。

「すみませーーーん」

病院の開いている窓から女の子が、ひょこんと顔を出し、叫んでいる。

「あの・・大丈夫ですか?本を誤って落としちゃったんですけど」

「あー、平気平気。この本君のなの?」

「はい」

少女がうなずきながら返事をする。

「あ・・あの・・・もしよろしければ、持ってきていただけませんか?」

遠慮しがちに・・とはいっても、叫んでいるのだが、少女がそういう。

なるほど、病院に入院しているのだろう。

これも何かの縁なので、病室名を聞いて、少女のもとへと向かった。

19 :名も無きリスナー:06/06/09 12:10:19
「ありがとうございます、お兄さん」
「お兄さん?」
「あ・・いけませんでしたか?」
「いや・・別にいいけど」

女の子は、13歳らしい。確かに13歳からしてみたら、お兄さんになるだろうが、高校生でそう呼ばれるとは思わなかった。
「えっと、僕は、北村修二っていうんだけど、君は?」
「あ・・・私は、天野ルリっていいます。本当にありがとうございます」

礼儀正しくお辞儀をされたので、なんとなく返してしまう。
「えっと、天野さん、どうし──」
「ルリって呼んでください」

僕の言葉を遮って、女の子が言う。
「ルリさん、どうして──」
「ルリって呼んでください」
「ルリ」
「はい、そうです」
「どうして、本なんか落としたの?」

もっともな疑問を口にする。
「あ・・えっと・・あの、私、二週間前からずっと入院してて、本を読むか、窓の外を見るかして過ごしていたんです。
そしたら、よくお兄さんが空を見ながら歩いてるのをみかけてたんですけど、今日はちょっと何が見えるから気になって、
窓から体を乗り出したら、窓枠に置いてた本に体が当たっちゃって・・・それで」

そういえば、この病院のある辺りで空を見上げることが多かったな・・・。
「そうだったんだ、気をつけてね」
「はい。あの、私も一つ聞いていいですか?」
「いいよ」
「お兄さんは、どうして空を見ていたんですか?」
「それは・・・内緒」

20 :名も無きリスナー:06/06/09 12:10:43
嫌なことを忘れたいからってのはちょっとかっこわるいので言えない。
「えーー、ひどいです。教えてくださいよ〜」
「また、今度な・・・」
「え・・また、来てくださるんですか?」

あ・・・思わず、言ってしまった言葉に反応されてしまう。
どうして、また今度などと言ってしまったのだろうか。
「うん、迷惑でなければ・・・」
「ほんとですか、約束ですよ」

ルリはすごくうれしそうだ。確かに入院中って暇だから、人が来るのはうれしいことだろう。
そんな嬉しそうなルリがすごく可愛く見えた。
「うん、何度も来てあげるよ」

こうして、僕は一人の女の子と出会いをはたした。

21 :名も無きリスナー:06/06/09 12:11:50
「あはは、お兄さんってそんなことばっかりやってるんですか?」
夏休みももうすぐで終わりだった。
最初は、一週間に一度くらいだったが、徐々に頻繁に足を運ぶようになり、最近ではほぼ毎日ルリの所に来ていた。
きっと、僕はこの元気で無邪気に笑う少女に恋をしていたのだ。
ルリの家族に一度も会わないので変に思ったこともあったが、つまらない詮索を入れる気はなかったので、特に気にしないでい
た。

「じゃあ・・・僕はそろそろ、帰るね」
時計を見ると、面会時間が終わる10分前だった。
昼くらいからこの時間まで病室にいるのが日課になりつつある。
「あ・・はい・・・あの、今日も教えてくれませんか?」
「何を?」
「どうして空を見ていたかって・・・」

ルリとかなり親しくなっていたが、まだ恥ずかしくて言えていなかった。
いつも適当にごまかしていたのだ。

「えっと、また今度ね」
いつもと同じ台詞を言う。
「どうしても・・駄目ですか?」
「うん」
「どうしても、絶対に?」
「今度って言ってるでしょ」
「・・・・・・」

言ってしまって、ちょっと後悔する。普段ならすぐに分かったっていうのだが、今日に限ってしつこいので、思わず強めに言ってし
まった。
悲しい表情を浮かべている。
「ごめん、明日・・・教えるから・・」
恥ずかしいっていう、しょうもない理由だし、もう教えようと腹はくくったのだが、さすがに今日の空気じゃ言えない。
「明日・・・ですか?」
「うん、約束する」
ルリは、悲しそうな表情を崩さないまま
「分かりました」
と、ルリが言ったので、僕は病室を出た。


22 :名も無きリスナー:06/06/09 12:13:33
次の日。
病室に入ったが、そこにルリの姿はなかった。
かわりにシーツと布団が皺一つない新しいものに変えられていた。

「あれ・・・病室間違えたかな?」
見直したが、間違いはなかった。
「あれ、あんた、ルリちゃんのお兄さんかい?」
同じ病室のおばさんが話しかけてきた。
「はい、まあ、そのようなものですけど・・・ルリはどうかしたんですか?」
「昨日の夜、静かに息を引き取ったよ」
「え?」
「なんでも、生きてること自体が奇跡的な状態だったらしくて、一週間前にもって昨日までって言われていたらしいよ」

ルリが死んだ。
嘘だ。
あんなに元気だったのに・・・。

「ほら、これ、あの子からあんたに手紙。昨日あんたが帰った後に渡して欲しいってさ。あの子礼儀正しいから深々と頭を下げら
れちまって──」
最後まで聞かずに封筒を受け取る。

「近頃の若いもんは礼儀がなってないわね」
そんな態度に、おばさんが文句を言ったが、僕には聞こえなかった。
封をあけて、手紙を読む。

23 :名も無きリスナー:06/06/09 12:14:31
お兄さんへ、この手紙がお兄さんの手に届くころには私はもうこの世にいないと思います。

突然のお別れですみません。

私は、不治の病でした。

父と母を不治の病で亡くしています。私も同じ病気を持っていることが分かったので、父からの遺産で入院していました。

ずっと病院生活で、悲しくて、寂しくて・・・窓の外ばかり見ていました。自殺も考えたことがあります。

本当は、お兄さんと出会ったとき、飛び降りようとして本を落としちゃったんです。

死ぬ前によく見てたお兄さんが見ている景色が見たくて、上を見たら本を落としちゃって・・・。

私、お兄さんと出会えて幸せでした。お兄さんと出会えなかったら今日まで生きていけなかったです。

ずっと笑顔でお別れしたかったけど、最後に悲しい顔して別れたのが心残りですが、今日まで生きたこと後悔してません。

お兄さんに、もう会えないのが正直つらいですけど、お兄さんが残してくれた大切な思い出があるから・・・。

さよならのお手紙でいうのもあれですけど、最後に言わせていただきます。

お兄さん、私、お兄さんのこと大好きでした。私の分まで生きてくださいね ルリより。


僕は、この手紙を読んで、泣いた。

まだまだ話したいことはいっぱいあった。

空を見上げる理由も・・・ルリのことを好きだってことも・・・。

もう何も言えない。

ただ、涙を流しただけだった。

24 :名も無きリスナー:06/06/09 12:16:37
九月一日、始業式。

通学途中にルリが入院している病院の前を通りかかりふと上を見上げた。

いつも、ルリが僕を見かけて呼んでくれていた窓は閉じられていたが、空が青く澄んでとてもきれいだった。

「ルリ、悲しいことがあるときは、空を見てお前のことを思い出すから・・・」

そう一言つぶやき、足を進めた。

久しぶりにあった、友人がなんだかとても幼く見えた。






えっと…ま、オナニー小説でしたorz
友達とかと同じワンフレーズを入れるというルールで書き上げた小説っす
最後の一行がそのワンフレーズでそっから起こした小説です

25 :名も無きリスナー:06/06/09 21:42:03
いきなり暗いやつで正直スマンカッタと思う

26 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/10 00:36:57
>>25
暗くてもいいじゃない!人間だもの!


27 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/10 01:16:06
うめえwwww

28 :名も無きリスナー:06/06/10 02:25:34
感想ありがとうございます。
また何か書いたら乗せますね

って名無しでIDなしじゃ区別ができません><

29 :名も無きリスナー:06/06/10 02:58:01
今日のテーマ
ベラ  居眠り  お花畑

30 :名も無きリスナー:06/06/10 02:58:46
ベラ= リスナー

31 :名も無きリスナー:06/06/10 03:17:24
ベラって人に姿を見せられぬ獣のようなこの体のあのベラか。
つまり 人の中の3ホテル涼宮ハルヒうっふんするわけだな。

32 :名も無きリスナー:06/06/10 03:18:41
>>31
3ちゃんの脳内を見ているようだ

33 :羽ばたけ:06/06/10 03:20:28
>>29
>>30
把握しました。やらせていただきます。

34 :名も無きリスナー:06/06/10 03:29:34
>>31

           /| .,イ ,.ィ   _,,,,,,....... --――――- 、      ―┼‐   / ―┬ にヒルハ
             | | .,' レ' ミ"    、 ヾ ゛          `、       (_|  /| 口|
         /!|. `、       、ヾ゛               ヽ、      ノ    |   .」
        \{ ヽ、 、  ミ ミl             ミ  ヽ
       ,.-'''二.  =‐,.ヶ=''''゙゙゙| i i、`、ヽ 、   ミ       |   ―‐    ナ
     ///,..-  //     {|l ト、l、ミ-`,> 、、_フ     |   /-、    メ
      |' .〃 /   :|,/^'''-、 ヽト` ,_,>''~_,. へヽト--`    |   o_ノ   (___
       `(.       |l/`>。、V //_,.ィ(・:)`,  ヽ ┐  ,.- 、  !
         `ー、    |  ┴‐',)    ` ̄´ u    !__/ ハ. |  |  ┼‐ ヽヽ
            `'⌒ヽ|    ヽ_フ             仆. ,' |  |  ̄
               |.   rr‐-、            _ン /  |  ノ ー‐
                |   {. ` ̄ >、   u      :|ー1 ヽ |   ―┐
     _____________   |.   〉 /__)       l.   ', Y′    ノ´
   /.          ヽ  ヽ  `二二´     _..-''   ,, -''''ヽ.  |
   | ::      v ノ ノ├‐- 、\       _,.-'"  ,,. -''" ,,, -'''"\ |
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ヽ....:::::::::::::..         /  y'′  >'"  -=ニ ̄           、、
 〉 ::::::::::::::::::.....       ノ /`ヽ,/     /             /

35 :名も無きリスナー:06/06/10 03:30:27
誰?

36 :名も無きリスナー:06/06/10 03:35:16
おれおれ

37 :名も無きリスナー:06/06/10 03:40:33
3ちゃん…怖ろしい子!

38 :羽ばたき作者:06/06/10 04:08:40
完成したーーー投下していいのか?

39 :羽ばたき作者:06/06/10 04:11:41
知らないが投下する。

「人のこといえないよな?」



「ちょっと、また授業中寝てたでしょう?」

昼休み、惰眠をむさぼっていたところそんな声が頭上に響いて俺は目を開いた。
目の前に居た人物はとっさに頭に浮かんだ人そのまま。
物心つく前から隣に住んでる上にクラスメイト。さらにおまけに隣の席とかいう、女生徒だった。
「なんだよ、かにぱん。関係ねーだろ?俺が寝てようが寝てなかろうが」
「関係なくない、私は学級委員で幼馴染なんだから、UMAのお母さんにUMAのこと頼まれてるし。だいたいどうして木曜日ばっかり寝てるのよ?」
と、このように何かと俺につっかかってくるのが困ったもので、溜息をつきながら立ち上がった。
「そういうのうざいんだってば、いいだろ?ったく・・・・・・」
「ちょっと、どこいくのよ?ねー」
「どこだっていいだろ」
まだ何か騒ぎ立てているかにぱんの声を背に受けながら教室を後にする。
向かった先は裏庭だ。
めったに人の寄り付かないそこは庭園になっていてのんびりするのはうってつけの場所だ。
日ごろの寝不足を補うために、お花畑に出てごろりと横になり青空の元で眠りに入った。

昼休み明けの最初の授業をおもいっきり寝過ごしたのは内緒の話だ。


40 :羽ばたき作者:06/06/10 04:12:44
翌、水曜日の夜、PCの前で12時が過ぎるのを待った。

時計の針が12時をさすのと同時に画面を更新して、現れたリストの中から見慣れた奴を選択する。
聞きなれた軽快な音楽が流れ始めて、

「どうもー。今週も始まりました、DJ影瑠のみんなはホモだちーうほっ」
とラジオが始まった。
そう、俺が木曜日に寝不足の原因はねとらじという素人放送のラジオを毎週聞いているからだ。

この影瑠さんの軽快なトーク、笑える下ネタ、絶妙すぎるBGMの使い方などがあり、毎週聞いていても飽きない。
難点なのが毎晩12時〜6時まで放送と聞いていてはとてもではないが、日常生活に支障をきたすこと。
ラジオを聴きながらときおりコメントやネタをBBSに書き込む。
これがこのラジオをしって以来ほぼ毎晩繰り返してる俺の日課だった。

「今日のゲストはこいつ。今をときめくスーパーミュージシャン、ペンタングル」
ラジオが進み、好例のゲストコーナーまで入ったところで俺の日課を邪魔する音がラジオに混じった。


41 :羽ばたき作者:06/06/10 04:13:24
『UMA、まだ起きてるの? fromかにぱん』
つけたままのメッセンジャーにメッセージが届いたのだった。
話をするのがめんどうで、対応せずに無視しているともう一度音が鳴る。

『窓から起きてるの見えてるから fromかにぱん』
そのメッセージを読み、窓へと視線を移すとパジャマ姿のかにぱんの姿があった。
かにぱんの部屋と俺の部屋は向かい合っているのだ。小さいころはよく屋根を伝っての出入りがあったのだが、思春期を迎えたあたりからそれもなくなった。
かにぱんの部屋の窓には鍵とカーテンが取り付けられ、開けられることがなくなったからだ。
俺と目が合うとすぐにかにぱんは慌てたようにカーテンをとじた。
きっと自然と睨んでいたんだろう。

『なんだよ、いいところなのに』
しょうがない、と溜息を一つつきメッセージを送る。

『いいところって何が? fromかにぱん』
『ラジオ。邪魔すんなよな』
こうしている間にも、ペンタングルさんと影瑠さんのトークが流れているが、イマイチ耳に残らない。
『何それ? fromかにぱん』
説明するのも面倒になり、ラジオのURLを貼り付けてメッセージを飛ばして俺はメッセを落とした。
その後は邪魔されることもなく朝までラジオを楽しんでいった。

42 :羽ばたき作者:06/06/10 04:14:23
翌日、俺が登校するとすでにかにぱんは席についていたのだが目に熊ができていた。
化粧をして隠していたようだが、あいにく幼馴染の俺には丸分かりだった。
「おはよう、かにぱん」
「あ、・・・うんおはよう」
と返事とともに視線を逸らされた。
どこか決まりが悪そうにするかにぱんに俺は一つの予測を立て、適当に会話を切り上げて授業を待った。

43 :羽ばたき作者:06/06/10 04:17:14
なんとも眠くてたるい授業だったがなんとか寝ずにすごすことができた昼休み。
隣のうるさい幼馴染に向けて俺はこういってやった。
親の敵をとったかのようなスペシャルな笑みを浮かべてこの一言を
「お前、さっきの授業寝てたよな?」
と。




(完)
です、最後の落としが微妙な気がしますが、30分かけてませんのでお許しを。
テーマは
>>29
>>30
です。お花畑がイマイチ使えていませんけど(汗)
名前を使わせてもらった方すみませんでした(土下座)

44 :羽ばたき作者:06/06/10 04:18:05
あ 最初の『人のこといえないよな?』はタイトルです(汗)
ミスりまくりすまん

45 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/10 18:03:52
新しいラジオドラマかと思った!

46 :羽ばたき作者:06/06/10 20:42:41
需要あるか分からんが暇人だから
一日一個目標でやるw
お題ください

47 :昆虫殺法コンビ 【中吉】 ◆6464Q.3rTs :06/06/10 20:45:00
>>46
○☆<昆虫^^

48 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/10 20:46:25
>>46
昔の彼女と再会

49 : ◆Mare/GPJwg :06/06/10 20:46:40
>>46
●★< 神山満月^^

50 :羽ばたき作者:06/06/10 20:58:17
>>47
>>48
把握したw

>>49
それ無理w

51 :名も無きリスナー:06/06/10 21:00:03
ばすたぶ 
きりたんぽ  おでん
コペルニクス  ガガーリン
便所  空港
宿泊  腐敗

52 :羽ばたき作者:06/06/11 05:40:48
プロット完成。
昼までには書き込めそうです。

53 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 05:50:29
よし、>>39-43をじっくり嘗め回すように読んだ!!!
おもしれぇwwwww



これは昼過ぎが楽しみで仕方ないかも分からんね

54 :pntngl ◆pntnglWwAA :06/06/11 11:15:42
|ω・`)ペンタングルじゃなくてペンタアングル…
    あ、別人か、スーパーじゃないしねw

55 :名も無きリスナー:06/06/11 11:21:05
あはは、そこ実は投稿して、気付いたorz

56 :pntngl ◆pntnglWwAA :06/06/11 11:24:00
|ω・´)小説の中身がステキだから無問題

57 :名も無きリスナー:06/06/11 11:44:15
他にも、最初のプロットが毎晩放送してて毎日眠そうっていう話だったから。
毎週 と 毎晩 が混ざってたりしてるのさーーorz

58 :羽ばたき作者:06/06/11 12:09:40
こちらにも投下orz

『台風上陸』

放課後、帰宅部の俺は普段ならさっさと家路へと急ぐのだが今日は違った。
向かった先は裏庭。そう、俺の定番のお昼寝スポットだ。
「さってと、すぐに見つかるといいけど」
ぼやきながら、足元をみながら歩いていく。
昼休みにここで居眠りをしていた際に、ポケットに入れていた万年筆を落としていたようだ。
別に新しいのを買ってもよかったのだが、一応人からのもらいものということもあり、こうして探しにやってきたわけだが・・・。
「見つかるのか?これ・・・」
探し始めて5分もすればそう呟かずにはいられなかった。
のんびりする分にはいいスペースなのだが、探し物をするには地獄のような場所だった。雑草は多い茂り、何より無駄に広い。
やれやれ、と溜息を一つついて作業を再開した。

59 :羽ばたき作者:06/06/11 12:10:07
結局、30分も立てば木々の写生にいそしむ美術の奴らの邪魔にならないように動きながら探し物にいそしむことがバカらしくなってきた。
「あいつには悪いけど、最後にお花畑もう一回だけ見て、なけりゃーあきらめて帰るか・・・」
大きく背伸びを一つして何度目か数えるのを放棄した溜息をつき、いつも寝ているお花畑へと足を進めた。
これで見つかれば儲けもん、程度の気持ちで花畑に出ると、他校の制服を着た女子生徒の姿が。
俺の姿を見るや否や、にこりと笑い
「・・・・・・お探し物はこれかな?UMA」
と手に探していた万年筆をかざして、俺の名を読んだ。
「あんた誰?」
それが正直な感想だった。
栗色の長い髪の女。スタイルは服の上から見た感じだが、ボン、キュッ、ボン(死語)
こんな奴頭のどこを探しても思い当たることがない。
「あんたねー。この万年筆上げたの私なんだけどなー?」
指先を器用に扱い、クルクルと万年筆を回していく。
その動きにぼーっと見とれかけたところで思考が止まった。


60 :羽ばたき作者:06/06/11 12:11:09
イマコノヒトナンテイイマシタカ?
なんとか再起動を果たした思考だが、怪しげな中国語風味。
この万年筆あげたのは私?
よし、OK。なんとか日本語になってきたぞ。
ってんなこと考えてる場合じゃなくて
「ってことはお前、まさか・・・狐月如杏」
「フルネームで呼ぶな!」
おお、懐かしい怒声。
ジト目で睨まれながらもどこか心地よい感覚。
そういや、こいつなぜかフルネームで呼ばれること嫌うんだったっけ?
「久しぶり、UMA。会いたかったよ」
「そりゃ、会いたかったのは俺もだけど・・・ってか何でここに」
動揺のあまり声を裏返してしまった。
いや、まじで。なんでここになんですけど。
「明日からここの生徒になるから、その前に色々探索してたらここに出たってわけ。せっかくだから珍しい昆虫いないかなって探してたら見覚えのある万年筆が落ちてるし、びっくりしたわ」
「ああ、そういえばお前昆虫採集が趣味だったっけ?」
「そ。変な趣味ってよく言われるけどね?」
話を続けているうちに、二人の感覚というかペースというかそういうのが戻ってきて気が楽になっていく。
こいつはこんな感じのやつだ、実に4年ぶりの再会だというのに中身は変わらない。
「んで、この高校に通うのは分かったけどいつから日本に?」
「今日だよ。ぶっちゃげUMAに会いに帰ってきた」
「え?」
「なんてね。っとやばい。予定の時間過ぎてる。それじゃーまた明日」
と、言って学ランの胸ポケットに万年筆を入れて、こちらが呼び止める前に颯爽と目の前から去っていた。
この辺も相変わらずというか、なんというか。

61 :羽ばたき作者:06/06/11 12:12:12
しばし呆然とその場に立ち尽くしていたが、日が暮れる前にその場を後にした。
これが、中学にあがると同時に父親の仕事の都合でアメリカに行った狐月如杏との実に4年ぶりとなる再開だった。
俺が過去に付き合った唯一の人である、彼女との・・・。
別に分かれるとかそういうことがあったわけじゃないが、アメリカに消えて一度も連絡がなかったということはそういうことなんだろうと思われる。
いや、それにしても立派になったもんだな。うむ。
どこがとは聞かないでくれ。


62 :羽ばたき作者:06/06/11 12:14:52
翌HR。
「えー、今日は新しいクラスメイトを紹介する」
と先生が言った時点で察しがついたわけだ。
一気に盛り上がりを見せるクラスメイトを横目に、横にいるかにぱんへと話しとくべきか迷っているうちに奴は教室へと入ってきた。
視線が重なった瞬間、いやな予感がしてとっさに視線を外したわけだが。
「どうもー♪そこでさっと視線を逸らした、UMAの彼女の如杏です。よろしくねー」
などという爆弾発言が彼女の第一声だったわけで。
クラスメイトが騒ぎ立てるのを気にした風でもなく大きくこちらに向けて手を振ってきた。
あれ、ま、なんというか。自然消滅したと思ってた付き合いだけど有効だったのね。
なんてことを頭の片隅に浮かべながらこれから始まるであろう苦難を思うと溜息が出た。
「あー、そこ、溜息なんかつかないでもっと嬉しそうにしなさいよ」
という追い討ちをいただきました。欲しくもない追い討ちを…。
「ちょっと、これどういうことなんだろう。せっかくいなくなって、えー2人の関係って終わったんじゃ…」
よく聞き取れなかったものの青ざめた顔でぶつぶつと呟くという、なぜか、俺よりも慌てた様子のかにぱんが隣にいたりと…。
とりあえず、穴があったら入りたくなる一日の始まり。
ま、この後俺がどういう目に合ったのかは想像にお任せすることにしようか。


(完)

せっかくだから連作風味にしてみたけど、落ちがないな^^;
テーマは 昆虫 昔の彼女との再会 です。
どっちかっていったら昆虫より、万年筆になってるしorz
ってかプロットとずれすぎーーー。

63 :羽ばたき作者:06/06/11 12:15:56
今回も名前勝手に拝借です(土下座)

64 : ◆Mare/GPJwg :06/06/11 12:32:29
GJ!

ただ、「・・・」じゃなくて「……」にすると見栄えよくなるよ。
「!」や「?」の後ろは1マス空けるといい。

あと、描写ももうちょっとわかりやすくするといいかも。
もしくは、各々の登場人物に個性を強くすると
今の文章量のままで誰のセリフかが把握できるね。

内容は(*^ー゚)bイイ!!


〜以下、チラシの裏〜

こういう掲示板形式で投下する場合、
文頭を下げるのと見づらくなるのが難点だよね。
だから頭をそろえているんだろうけど、
それだったら代わりに行間を空けると読みやすくなるよ。

ブーン小説書いてたときに思ったorz

65 :羽ばたき作者:06/06/11 12:40:15
>>64
行間を空けると規制に引っかかったりかからなかったりですね。
txtファイルのときはあけて書いてますけど、投下時につめたり^^;
その辺もめんどくさがらずに計算してやればいいんでしょうけどー。
次回から注意します。
…や?!語の空白も同様です。このあたりは注意で直るところですのでできる限りなおしますね。

描写云々は……書いてるうちに上達することを願いますorz
批評ありがとうございました

66 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 16:39:22
これは・・・いいなぁ・・・
UMAモテモテだな、コンチキショウ

67 : ◆Mare/GPJwg :06/06/11 16:42:50
なになに?
影瑠が主人公の小説が読みたいって?(・∀・)ニヤニヤ

68 :名も無きリスナー:06/06/11 17:06:15
主人公 影瑠
そのほかの登場人物  Earthたん !tubo  親分
舞台設定  川原  教室
使うもの  ゆで卵  秋刀魚  干焼蝦仁
すること  喧嘩  インターネット  散歩

69 :羽ばたき作者:06/06/11 19:27:01
Earthたんはむりぽ
そこまで入れると短編になりそうな予感^^;
少ないキーワードじゃないときついっす

70 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 19:30:06
>>69
エロゲスレに勝手にシェルに載せたものをうpしてしまいました
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい><

71 :羽ばたき作者:06/06/11 19:39:18
>>70
これはエロゲのシナリオを書く流れですかww
UMAの音声収録台本がタウンページになりますよw

72 : ◆Mare/GPJwg :06/06/11 19:40:31
みんなで小説を書いて、影瑠の寝るヒマをなくすスレですね^^

73 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 19:41:41
>>71
エロゲじゃなくてもwwwww
シェルにのっけて書き込む場所としてはあそこが一番いいかなぁと思って置いてきただけなのでwwww

これにセリフ声載せればそれっぽくなるかもね
まぁ、BGMやら背景やら色々とまだ必要なんだが('ω`)

74 :羽ばたき作者:06/06/11 19:49:32
タイトル
『世界の果てで声を届ける少年-UMA-』

昔からの幼馴染と、昔付き合っていた恋人。
三人で過ごす学園生活。
そんななかちょっとした出来事の積み重ねで想いが育っていく。
憧れていたラジオの場で──
彼が願う、想いを伝えた。
悩んだ末で掴んだ答えを・・・。
ラジオがつなげる想いをつらねる物語。
優しい声があなたの心に届いてますか?

───今冬発売予定

書いてみただけとです

75 :昆虫殺法コンビ 【末吉】 ◆6464Q.3rTs :06/06/11 19:53:32
>>74
○☆<640000000000本予約した

76 :名も無きリスナー:06/06/11 19:55:50
>>74
初回特典は何?ww

77 :名も無きリスナー:06/06/11 19:57:24
>>76
書き下ろしテレカとオナボイスCD

78 :羽ばたき作者:06/06/11 19:58:16
カニ型のかにぱんボイス目覚まし

「おはよーぱん」
と、聞くと眠くなる声で起こしてくれる

79 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 19:58:23
59630000000000000000000000000000本予約した

80 : ◆BooOooni6A :06/06/11 20:00:47
>>78
めっさ欲しいいいいいいいいいいいい

81 :羽ばたき作者:06/06/11 20:21:23
やばい脳内で暴走してきた
シナリオが莫大な速度で浮かんでくる
というか自分がやったゲームの取捨選択っぽいがw

キーボード叩く音が自分で聞いててやばげww

82 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 20:32:53
>>78
ttp://www.zakka.net/corp/corp/shouhin.php?shid=13317
ttp://www.goshodan.com/firm/goods.php?goods=002012
このへん使えばノベルティグッズとしてオリジナル音声目覚まし時計作れるな・・・


ttp://www.applied-net.co.jp/catalog/2005/mp3/mp3alarmclock/mp3alarmclock.html
これに色んな人の音声をMP3で入れておいても良いけど
1000個からってのは厳しいwwwwwww

83 :名も無きリスナー:06/06/11 20:36:59
>>82
厳しいってか無理だろwwww

84 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 20:38:51
>>83
それでもきっと!!!きっと誰かが凄腕営業ぶりを!!!!!

85 : ◆Mare/GPJwg :06/06/11 20:49:03
部品を秋葉で買ってきて、自分で作ればいいんじゃね?

86 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 20:49:57
>>85
ラジオライフ読者はこれだから困るwwwww

87 :名も無きリスナー:06/06/11 20:50:42
>>85
英雄あらわるw言いだしっぺの法則発動

88 : ◆Mare/GPJwg :06/06/11 20:51:09
>>86
なかったら作る、これが自作マニアだろwwwwwwww

つか、声を録音できる時計ならキットで売ってると思ったけど。

89 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 20:51:37
>>85
とりあえず10個お願いします><




これはアクロスにショッピングカートを設置しないといけない流れかも分からんね

90 :昆虫殺法コンビ 【末吉】 ◆6464Q.3rTs :06/06/11 20:52:09
>>88
○☆<時間になると『フォオオオオオオオ』って鳴るんですね><

     やべwwwほしいwwwww

91 : ◆Mare/GPJwg :06/06/11 20:52:34
ちょwwwwwwwwwwwww

俺、東京にいないから仕入れにもいけんわwwwwwwwwwwww

92 :名も無きリスナー:06/06/11 20:53:24
>>90
むしろペンタゴン変身シーンでwww

93 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 20:53:51
>>91
今すぐラジオライフを開いてキットの製造元を教えるんだ!!!!!

94 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 20:54:58
まて、その前にココは小説うpスレだ!!!



これは影瑠板ノベルティグッズ製作所スレが立つかもわからんね

95 :名も無きリスナー:06/06/11 20:58:31
こちらでドゾー
http://yy16.kakiko.com/test/read.cgi/erueru/1150027001/l50

96 :羽ばたき作者:06/06/11 21:12:42
ヒロインが二名だとシナリオ組むのがきついなw

よし、かにぱんの妹を出すか

97 :羽ばたき作者:06/06/11 21:17:02
とりあえず今日のテーマを誰か頼みます

98 : ◆Mare/GPJwg :06/06/11 21:17:39
リスナーコピーしちゃう関係に」

99 :羽ばたき作者:06/06/11 21:18:20
>>98
把握したw

100 :名も無きリスナー:06/06/11 21:19:02
再チャーレンジ
蟹世  ブルジョア  ビーチ  おすし  食事

101 :名も無きリスナー:06/06/11 21:28:16
やあ諸君!私の名は蒸す蟹世。
ホノルルのビーチで潮風に吹かれながら寿司を嗜む食通だ。
やはり海で食すのは海のものに限るからね!
次回のお話は
サワヤカイオン◆IKAcr4U.Ww ダイブする。
くコ:彡、はじめての ロームヤーン
ペンタゴン☆ばった空港物語
の三本だ。
それでは来週も見てくれたまえよ!

102 :名も無きリスナー:06/06/11 21:31:19
ペンタとばったの空港物語は本当にありそうだなw

103 :ペンタゴン☆ ◆6464Q.3rTs :06/06/11 21:44:27
☆<あるあるwww

104 :羽ばたき作者:06/06/11 22:09:12
エロゲシナリオの投下はこっちでいいのか?w

105 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/11 22:31:47
いつのまに俺エロゲの主人公(´・ω・)?
大根で演じまくるんですね!!!

106 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 22:32:31
>>105
エロゲ作ろうぜスレにプログラム置いてきてるから
声くれればシェルにのっけるよwwww

107 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/11 22:34:40
>>106
うはwwwwwww
お前は俺を殺す気かwwwwww


学園とってないことに気がついたから一緒にとってこよう

108 :羽ばたき作者:06/06/11 22:35:37
>>107
そのうちタウンページ分の音声お願いしてもいいですか?(爆死)

109 :pntngl ◆pntnglWwAA :06/06/11 22:53:59
>>107
|ω・`)そのタウンページ分の音声から曲を作ってもいいですか?(憤死)

110 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/11 22:54:31
>>109
音声ファイルが手元に来たらこっそり(ry

111 :pntngl ◆pntnglWwAA :06/06/11 22:55:14
|ω・´)(ry

112 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/11 23:32:30
おし

むずかしいぞこのセリフw

113 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/12 00:14:45
とってみますた

かげるに送ってくる!!

114 :桜島:06/06/12 01:07:16
える総大将に誘われて、いい男がいるってんできてみました。

内容に物申せといわれたので顰蹙覚悟でひとつ(笑)。

内容はともかく方向性を一貫してほしいなぁ。と。
「何を言いたいか」ってより、「(書くことで)なにがやりたいか」が
見えないと、内容をおっかけようがないと思うデスよ。
文章力とか選言とかはともかく、まずはそこから……かなぁ。
などと、偉そうに語ってみたデスよ。

115 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/12 01:08:49
>>114
この超大根の俺にアドバイスを下さい('A`)

116 :名も無きリスナー:06/06/12 01:23:08
今日のお題
リスナー  (V)・∀・(V)   人魚  更衣室  おすし  あへあへ  マッサージ

117 :名も無きリスナー:06/06/12 01:46:08
あらゆる魚の中で最も高貴な味と香りを持つといわれる人魚の握り。
この審査を持って、かにぱんの三年間の修行の答えが出ようとしていたッ

「ふむ…清冽な香り…」
リスナァはかにぱんの握った寿司をゆっくりと口へ運ぶ。
次の瞬間。
光が――――弾けた!!

「ぬ…ぬおおおおお!!お…黄金の小宇宙!!」
寿司の旨味成分は刹那の内にリスナァの五臓六腑を駆け巡り、
リスナァの魂を味の桃源郷へと誘う。
無人の女子更衣室に忍び込むような快楽に全身をマッサージされ、
リスナァは涙とともにあへあへと吐息を零すばかり。

「――ッはぁッ!こ…この味はぁぁッ!ただの身ではないッ!
この海のエキスをそのまま凝縮したかのような旨味はッ!
この舌にねっとりと絡みつき。かつサラリと吹き抜けるようなコクはッ!
人魚の―――肝ッ!!」

な、なんだってーーーー!

118 :羽ばたき作者:06/06/12 09:53:03
>>114
内容なしのキーワードをとにかく入れてみました的な奴ですからね。
方向性とか言いたいことじゃなくて、読み終わってくすっと笑える。
この感覚をテーマに書いたつもりです。
掘り下げてないので薄っぺらいですし、確かに読み終わるとこれで?って感じはしますね。

119 :羽ばたき作者:06/06/12 11:19:52
【プロローグ(?)】
ラジオDJ影瑠
『というわけで、今夜もお送りしてきました、
 影瑠の毎晩、絶好調ラジオ♪
 今日も終わりの時間になりました。』


「お相手は、皆の心の恋人こと影瑠、
 がお送りいたしました。
 それでは明日も絶対チューニングよろしくー」

毎晩同じフレーズがスピーカーから流れた所で、
パソコンの電源を落とした。
気付くとすでに辺りに日が昇りかけている。

明日……。

正式には今日から新学期が始まるというのに、
すっかり夜行性の生活が身について離れない。
こりゃ、明日はつらいに違いない。

春……。

高校生活最後の一年の始まりで、
ただの高校生から受験生へと変化を遂げて。

この出会いと別れの季節の中で、
いつもと変わらない日常がちょっとだけ変わる…。

ような、変わらないような。
ま、とりあえず眠いし寝ることにしますかね。
俺は、少しの不安と期待を胸に瞳を閉じた。

明日起きれるのか?
はぁ………。

120 :羽ばたき作者:06/06/12 11:27:05
晒し上げ
つっこみ、訂正 その他募集。

23文字で折り返すようなのでその辺注意しつつ。
ギャルゲーらしく地の文 二アリー=UMAの独り言で。

ページ表示ごとに1行あけてみました。
台詞は 1行目台詞を言う人の方が見やすいかと思ったが議論の分かれるところ?
同じ人が長い台詞のとき、また1行目に同じ名前を入れるかどうかも好み。
理想を言えば、ページをまたぐ台詞はNG 地の文を挟むなどで対処?

ラジオの声を「」と『』どちらにするかも微妙。今回は試しに併用。

121 :名も無きリスナー:06/06/12 11:32:24
小説スレとして書くならその辺りを気にするのは変かなと思ったり
小説とシナリオとかサウンドノベルはまた別物だと思うのよ

122 :影瑠 ◆AxrQEsCRzI :06/06/12 12:02:19
確かに・・・小説スレのものをシェルに載せるのは無理があったか・・・
羽ばたき作者さんはシェルの事をあまり気にしないほうがいいのかも

シェルに載せること前提で書いていくならオレがガンガンスクリプト書いていくけどね〜

123 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/14 03:29:06
私も何か書こう

吾輩とか 音虚とか 暴露

124 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/14 03:31:15
吾輩は音虚である。暴露はない。



どこが小説やねn…



次のテーマ
ダイバー ニーチェ ぺろぺろ 2ちゃんねるなど

125 :名も無きリスナー:06/06/14 03:59:45
>>124
かにぱんに期待あげ

126 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/14 04:00:41
>>125
何か書こうとは思うけど>>124のテーマは困るな…

127 :名も無きリスナー:06/06/14 04:32:11
恋人
3回目のデート
初めてのキス

でお願いします

128 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/14 04:33:03
>>127
おk
はーくした。
呼んでて恥ずかしくなるようなやつ書くぜ

129 :名も無きリスナー:06/06/14 04:38:04
期待上げ

130 :名も無きリスナー:06/06/15 03:01:48
放浪事故
放送事故
ジャングル  月見うどん  うっふん 

131 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 03:01:58
主人公・・・影瑠
ヒロイン・・・ UMA

おk

132 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 03:02:17
>>130
ヤヤコシスwwwwwwwww

133 :チンコベイダー ★:06/06/15 03:02:55
>>130-131
アッー!

134 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 03:04:18
せっかく書き始めたのにヒロインUMAか…

どうせなら女性が出てほしいな
ぐつぐつ聞こえるアナログ(?)街宣車(昭和生まれ)(仮)リスナー放送事故

135 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 03:04:39
orz

Earthたんよろずやくさお

136 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 03:05:09
おし、Earthたんだな。
明日香とかでいいや。

137 :放送事故 ★:06/06/15 03:05:13
ここまで中の人が推してくれてるのに使われないのはなぜなんだぜ?

138 :チンコベイダー ★:06/06/15 03:06:17
>>137
自分で自分が主人公の小説書けばおk

139 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 03:10:56
>>137
べつにヒロインを路子にしてもいいんだぜ?^^

140 :キス魔サンドイッチ:06/06/15 03:13:55
>>137
私が主人公で
放送事故さんがヒロインの18禁小説…
というより体験談なら私が

141 :名も無きリスナー:06/06/15 03:14:28
ばすたぶ× 萌宗路子の流れか・・・

142 :チンコベイダー ★:06/06/15 03:15:02
>>141

143 :放送事故 ★:06/06/15 03:15:26
>>141
中の人はどうしても俺を使いたいらしい

144 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 03:20:28
>>143
影瑠×路子の>>127を書いてますよ^^

145 :放送事故 ★:06/06/15 03:23:18
ありがとう!
大変なことになりそうじゃないかwwwww

146 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 03:25:00
>>145
もう大変なことになってます^^
しかも同じテーマで二つ書くのでお楽しみに^^

147 :名も無きリスナー:06/06/15 03:30:05
クロアチア戦の感じはどうですか路子監督

148 :放送事故 ★:06/06/15 03:33:41
まったく問題はない
確かにクロアチアは脅威だが
今の日本代表なら乗り越えられる山だ

149 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:52:02
うわぁ、ほんとに大変なことになった…

150 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:55:09
<0>

トン、と突き放された。
目の前に立ちすくむ少女は、眉間を少し緊張させて不安げな表情をしていた。
俯きがちに視線を逸らし、少し呼吸を荒くさせている。
梅雨の時期独特の湿った重たい空気が二人の間に横たわる。
衣替えしたての夏服。
少女は自らの白いセーラー服が汗でじっとりと背中に張り付く感覚に少し身震いした。

誰もいない放課後の教室は、妙に静まり返っていた。
テスト前で部活動がなく、生徒という生徒はみんな帰宅してしまったのだ。

糸のように雨が降り続く。教室の窓が少しだけ曇っていた。


少女は慌しく帰り支度を始めた。
「今日は一人で帰るよ…ごめんね…影瑠」

影瑠と呼ばれた少年は呆然とそれを見送った。
幼馴染の路子を異性として意識し始めてから、今までよりももっと距離を詰めたくて
仕方がなくなってしまった彼は、相手に拒絶されることを禄に予想せず行動に出てしまったのだ。
日直で教室に二人きり残ったのをチャンスと思い、真剣な表情で見つめて、好きだと言った。
路子は戸惑いを隠せずにいたが、嫌そうではなかった。
ここは一息に押すしかないと思った影瑠は、口付けを迫ってしまった。
これはただの焦りだ。相手の心の準備を待つ余裕が今の彼にはなかった。

151 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:55:19
物心ついたときから仲は良かったし、ある意味で誰よりもお互いを分かり合える間柄だった。
中学に入ってからもよく一緒に登下校している。

いつも一緒に帰る坂道はひどく急勾配に感じられた。
テストの点が悪かったときよりもさらにひどく、影瑠の胃が疼いた―ー。

「なんで…」

思わず口をついて出た言葉。
それは路子に向けられたのか。それとも自分に?
路子はなぜ拒絶した。自分はなぜあんなことをして彼女を困らせた。
なぜうまくいかなかった。なぜ…なぜ……。

ただ初恋はうまくいかないものであるというジンクスを彼が覆せなかった、という
それだけのことだったのかもしれない。



152 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:55:28
<1>

そんな中学三年の6月から、四年の時が経って影瑠は大学へ進学していた。

あれは若気の至りだった、と自分に言い訳してみるが彼女に拒絶されたという現実は
変わることはなく今も彼にのしかかる。
少なくとも、高校入学と同時に二人の道が分かれるまでの数ヶ月間、
彼はいつもどこか肩身の狭さみたいなものを感じていた。
誰も知らない、路子と影瑠だけの間の出来事。
けれど、やはり路子と同じクラスでいることが辛い。
今すぐにでもクラス替えをしてほしい。
気まずくてあれ以降登下校を一度も一緒にしなくなってしまった。
友達と笑い合って話していても、いつも心にあのことが引っかかっている。
そんな中学最後の数ヶ月間。梅雨の空気ように重たい思い出。


傘を差し、一人暮らしのアパートから駅までのちょっとした道のりを俯いて歩く。
今日は授業は4限までだがサークルのミーティングがあるから、晩飯は外食になるだろう。
そして帰ってきたらレポートをやらなければ――。
そんなことを思いながら、横断歩道をとろとろした歩みで渡る。

153 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:55:36
トン、とぶつかった。
痛くはなかったが確かな衝撃。
お互いに歩く速度が遅かったからだろうか。
傘を差しているとどうしても前がみえにくいためぶつかったようだ。
影瑠の鼻先にふわっとフローラルな香りが漂う。
――香水か…?シャンプーか?

「あっ、すみません!」
どこかで聞いた声が少し下の方から聞こえた。
「路子…!」
影瑠は焦って舌を噛んでしまった。
「え…?」
相手の女性が影瑠を見上げる。確かに路子だ。
4年の間、ほとんど顔を合わせなかったため随分変わったような印象も受けるが
薄い化粧のせいもあるのだろう。
それに、ストレートのセミロングだった髪は長く伸びてウェーブもかかっている。
細かい手入れが行き届いていることがわかる綺麗な髪をしていた。

154 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:55:43
ププーっと車のクラクションに二人はハッとした。
信号が赤く灯っている。
影瑠はそれとなく路子を引っ張って一緒に横断歩道を渡りきった。
クラクションを鳴らした車が、路肩の水を少しはねて走り去った。
路子のスカートの裾が少し濡れて影瑠は申し訳ない気持ちになった。

「あ、ごめん、路子は向こうに渡ろうとしてたのにな」
「あ…うぅん、いいの…」

しばしの沈黙。
少し気まずい。

「久しぶり、だよな。まさかこんなところで会うなんて思わなかったよ」
「私の方こそ…驚いた」
そう言うと路子はすこしはにかんだ。
4年前とは違っている自分を見られたのが少し気恥ずかしい気持ちだった。

「えと、影瑠はどうしてここにいるの?」
「俺、ここから3駅のところにある○×大学行ってるんだ。今アパートから歩いてきたところ」
「えっ!? そうなの? 私、○×女子大なの! すごい偶然だねー」
「そっか、だったらここの駅近いもんな。もう入学してから二ヶ月経つけど
 全然会わなかったな」

155 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:55:51
少しずつ二人の会話が弾んでいく。
あの一件以来、一切なくなっていた会話を取り戻そうとしているかのようだった。
路子とこうして話していると、影瑠の気持ちが少しずつ晴れやかになった。
ずっと胸の中で絡まりあっていた複雑な気持ちが、今、少しずつ解れて行くようだった。
雨の中、二人は学校へ行こうとしていたことも忘れてしばし話し込んだ。
お互いの近況を報告しあったり、あの友達が今はどうしているとか、そんなことを話すのが
なぜかどうしようもなく楽しく思えた。

「せっかくだし、そこのマックでも入って話さないか」
「え…うーん、今日はやめとく。もう遅刻だけど学校行かなきゃ、ね」
「そうか」

影瑠は少し落胆した。
そして、突き放されたあの日の気持ちが蘇ってきた。胃が疼く。
そんな影瑠の表情から路子は何かを察したようだった。

「影瑠、私ずっと言いたかったことがあったの。この際だから今、言うね」
路子は強い意志を秘めた視線を影瑠に送った。

156 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:56:00
路子のこんな目が、影瑠は好きだった。
男なら潔く、と思ってしたことにずっと後悔し続けて今まで来た。
高校の三年間、そんな初恋の思い出をいつまでも女々しく引きずっていられないと
告白してきた女の子と付き合ってもみたが、どうもしっくりこなかった。
成就しなかった幼馴染への恋心が、こんなにも自分の中でくすぶるのは
自分としてはかっこいいもんじゃないと思い続けた。
そして、そう思うたび路子のまっすぐな視線が、心の中で影瑠を見つめる。

「私も影瑠のことが好きだったの。でも、急に恋人、みたくなってしまったら、
 それまでの私たちでいられなくなって…幼馴染だった私たちっていうか…
 何気ない関係が壊れてしまうのが怖いっていうのがあって」

そこまで言うと、路子はごくりと唾を飲んだ。

「結局離れちゃったから、同じだったのかもしれないけど…
 でも、あのとき、影瑠をちょっとでも拒否してしまったのがとても辛かったの。ずっと。
 とにかく謝りたかったし、元通りにしたかったんだけど、勇気がなくて。
 ほんとに、ごめんね。影瑠が今どう思ってるかわからないからこんなこと今更言っても
 迷惑かもしれないけどね、ずっと気になってたから…それ、だけ…」

157 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:56:12
路子は言い終わると寂しそうな顔で俯いた。
少し怯えているようにも見えた。

「俺の方こそ、ごめん!」

影瑠は自分で出そうと思っていなかったほどの大きな声を出してしまい、
はっと息を呑んだ。

「路子とは…ずっと幼馴染でずっと友達だってなんとなく思い込んでいたけど、
 いつのまにか好きになっててさ、そんで焦って告白して先走って…困らせた。
 路子の気持ちとか、言葉とか待ってあげなかった。ごめん」

そして影瑠も俯いた。
街の雑踏、雨の音、人々の話し声が遠く反響して、電車が走り去る音がすると
少し静かになった気がした。
「本当はまた仲良くしたい…」
影瑠の心の中を読んだように、路子が呟いた。
「だって影瑠とはきっとずっと仲良くしていけるって思ってたんだもん。
 だからまた仲良くしたい…」

路子が頬を赤らめた。
さっきまで近況報告していたときとは、少し違った甘えた口調になぜか影瑠は懐かしさを
覚えると同時に少し恥ずかしくなった。
「あぁ、できるよ…」


158 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:56:20
<2>

それから何度目かの日曜日。
7月に入って雨の日も減った。
梅雨明け宣言は出されていないけれど、今日は日差しが強くすでに夏という言葉が合う。

影瑠は路子との約束の場所へと急ぐ。
と、言っても二人が再会したあの交差点から一番近いマックの前だから、
アパートからは歩いて数分だが。

今日でデートは三回目。

一回目は映画を見に行った。
結構人気があるハリウッドのアクションサスペンス映画だ。
派手な爆発シーンあり、ヒロインのお色気シーンあり、謎解きありの欲張りな作品で
有名監督のものではないがなかなか面白かった。
映画のあとは軽く食事を取って解散。それぞれの家に帰った。
家に帰った後も何通かメールのやり取りをして、次に会う日も決めてしまった。
まだ恋人としての交際を始めたわけではないが、これは誰がどう見たってデートだろう。
影瑠はそう考えると部屋に一人なのに顔がにやついて、ふと鏡の中の自分と目が合って
気まずくなったのだった。
そうして、二人で会うのは三回目になったわけだ。

159 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:56:28
影瑠は心に誓う。
今度こそうまくやってみせる、と。
彼女を困らせるような独りよがりな告白なんてしない。ましてや同じ相手に。
もう自分だって路子だって、中学生じゃないんだ。
素直に自分の気持ちを伝えればいい。焦らなくていい。
どっちに転んでも、前みたいに気まずくなることはないさ。

マックの前で路子を待ちながら影瑠はイメージトレーニングしてみた。
どんな風に話を持っていけば不自然じゃなく聞こえるだろうか。
いや、こんなことなど気にせず、多少唐突でも「今だ」と思ったときに言った方がいいかもしれない。


「影瑠ごめん、待ったよね!」
路子が走ってくる。
涼しげな水色のワンピースに、白いニットのカーディガンを羽織っている。
髪が揺れる様が優雅にも見えた。
スカートの裾から花飾りのついたサンダルへかけて、細く白い足が伸びている。
足首がくびれてアキレス腱が浮き上がっているのが、妙に色っぽかった。

160 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:56:34
「走らなくていいって、さっき着いたとこだよ。それにまだ待ち合わせの時間になってないだろ」
「うん、でも今日暑いから外で待たせたら悪いと思って〜」
「平気平気。路子の方こそ走ったら倒れるぞ」
「こう見えても丈夫だから平気だよぉ」
「はいはい、じゃさっそく入って冷たいもの飲もう」

早く喉を潤さないと心臓が喉元まで出掛かって来てる…!
同じ人に二回告白するのって、実は緊張するんだな、なんて影瑠は考えていた。
しかし脳の別の場所はフル回転で告白のシミュレーションを繰り返している。
クーラーで涼んでいても、ヘタしたら熱暴走しそうだ。

はじめはいつも通り、他愛ない話をして和やかな空気が流れる。
路子は明るく、楽しい話をするし、影瑠の話にも「うんうん」と頷いて
興味深げに聞き入ってくる。
覗き込んでくる瞳が、一言も聞き漏らすまいとしているようで、影瑠はたまに
笑い出しそうになった。
滑稽だからというより、可愛らしかったから。
わからないことも聞き流さずに説明を求めてくる。
影瑠は自分の興味のある話に、路子が食いついてきてくれるのが嬉しかったし、
路子の話を聞くのも好きだった。

161 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:56:45
しかし、今日は告白すると決めた。
だから熱心に話しながらも、話題を変える隙をずっと見計らっていた。
ひとしきり話して、路子がジュースを飲もうとストローを咥えたとき、影瑠は切り出した。

「路子、俺やっぱり路子が好きだ。だから…恋人として会いたい」

路子がジュースを噴出しそうになって「うっ」と堪える。
「もぅ、なんで影瑠はそうやって唐突なの?」

そういいながら路子は微笑んでいる。責めているのではない。
半ばからかうような調子でそう聞いたのだ。

「う、ごめん」

口に手を添えて一息ついてから、路子は上目遣いで影瑠の様子を伺う。

162 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/15 04:56:59
「な、なんだよ…その…目は――」

言い終わらないうちに、路子の唇が影瑠の言葉を遮っていた。

(おい!店の中だぞ!!)
そう思いはするものの、影瑠は離れることができなかった。
気持ちとは裏腹に、唇が路子を求めていた。

周囲の若い客がヒソヒソと指を指しながら二人を見ている。

どれくらいの時間だったろうか。
おそらくそれほど長くはないキスだった。
二人はそっと目を開けながら、唇を離した。

「これでおあいこだからね」

路子がいたずらっぽく微笑んだ。



                                 <Fin>

163 :名も無きリスナー:06/06/15 07:44:05
映画化決定

164 :名も無きリスナー:06/06/16 02:30:24
「何も無い部屋。」

安物のライタの軽い接触音。
それがこの部屋唯一の音。

煙草に火を点け、煙を吐き出す。
それがこの部屋唯一の色。

煙が立ちこめる。
それがこの部屋唯一の匂い。

毛布を払いのけ男は服を着替え今日の仕事へといく。
それが決まっていたかのごとく(ry

〜fin〜

165 :名も無きリスナー:06/06/16 13:02:46
影瑠
中の人
屋上  遊び人  月見うどん  むにゅむにゅ

166 :名も無きリスナー:06/06/16 13:15:00
やぁ!オレの名前は彩巧影瑠!
義理には堅いが人情にゃ弱い。今世紀最後の遊び人だ!
日本一の月見うどん職人を目指すため、この高校に転校してきたんだけど、
この街で一体どんな出会いがオレを待ってるのか、期待で胸がむにゅむにゅ高鳴るぜ!
新番組「影瑠の初恋日記〜哀☆絶章〜」
第1話「オレが噂の転校生!」
第2話「はじまりは屋上で!」
に、レッツ・中の人!!


167 :名も無きリスナー:06/06/16 13:26:08
やぁ!みんなの 南極2号こと影瑠だ!
最近は雨ばかりで、 ダンスできなくて欲求不満さ!
さて、来週のお話は…。

登校中に偶然 ライブ会場で出会った 姉御みちぇは、
なんとオレの幼馴染だった!
オレの記憶にない10年前の事件とは一体!?
そんな時、オレの前に謎の男、 ゴスロリセンター名無しが現れる!
次回!第3話「 ガード下月見うどんを」
に、レッツ・ ぎしぎし

168 :名も無きリスナー:06/06/17 02:45:22
みちぇの友人 ゴスロリセンター名無し
十年前の事件を知る人物 音虚
ガード下のうどん屋の店主 n



169 :名も無きリスナー:06/06/17 03:17:15
影瑠の義理の妹 ○ノシ
影瑠のメイド 放送事故
十年前の事件の被害者

170 :(∧)・∀・(∧) ◆SKyKAnipac :06/06/17 04:34:21
>>169の性別に難ありですね><

171 :名も無きリスナー:06/06/20 03:37:32
蟹世マレカノ
台所はらはらします。

172 :名も無きリスナー:06/06/20 03:46:38
「ええ… ◆BooOooni6A さんと nさんそして ペンタゴン☆さんを殺害した犯人は…貴方ですね。」
○ノシさんはそう言って、 マレカノさんを指差した。

173 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/22 02:28:49

今はもうあれから3年も経ったのですね。
僕たちが離れ離れになってしまったあの日から。
他の人たちから見れば無駄にしか見えなかったかもしれない。
でもたしかに、確かにあの時。
僕らは輝いていて―――

<1>
ピピピピピ……
「うぅん……もう朝か…」
目を開けばそこに写るのは目覚まし時計と窓の外。
振り返れば築20年の安アパートの風景。
俺はそんな風景の中、朝を迎える。
「眠い……なんで学生っていうのはこんなにも早く起きなきゃいけないのか理解に苦しむよホント……」
そんな愚痴を言いつつ俺は布団から出る。

とりあえず歯でも磨こうかと洗面所へと歩いていく。
安アパートって言っても洗面所くらいはついているわけで……まぁ風呂はないけどさ。
まぁこの後は歯を磨いて顔を洗って買い置きしてある食パンをトーストにでもして食べる。
これがあの日から3年経った今の俺の朝の日常だ。
大していいことも起きないし、大して悪いことも起きてなかった。


174 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/22 02:29:09
「なんでああいう夢を今見るのかねぇ……」
俺は歯を磨きながら今朝の夢のことを考えていた。
この三年間あの頃のことを考えたことなんてほとんど無かった。ましてや夢に見ることも無かった。
この夢を見たことが自分の人生を変えるんじゃ…?なんて考えるほど俺の頭の中は幸せじゃあない。
でも俺にとって三年前の出来事はあまりにも大きすぎたから。大切だったから。
もしかしたらあの日々に少しだけ戻れるのでは…?なんて考えてしまっているかもしれない。
でもとりあえず今日は大学にいかなきゃ行けないからそんなことを考えている暇は無かった。

「うわもう出なきゃ授業に遅れるじゃねえかよ!!!」
俺はパンを食べることもできず玄関から外へと走っていった
そして誰もいない部屋に
「言って来ます!!」
と声をかけた。


俺が夢を見たということ意外は何もかわらないあの日からの日常。
ただ何となく何か起こるんじゃないかっていう不安……いや期待はこのときもうすでに持っていたかもしれなかった。



175 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/22 02:29:39
続きはまた後で書いてみるお(´・ω・)

176 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/22 02:30:51
やべえ誤字ヒドスwwww

177 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/22 03:13:00
あなたはどこにいるのですか?
僕には少しも見えない。
顔も思い出せない、その仕草も、その声さえも。
ただ…君と、そしてみんなと過ごした時間だけは今も覚えている。

今はもうあれから3年も経ったのですね。
僕たちが離れ離れになってしまったあの日から。
他の人たちから見れば無駄にしか見えなかったかもしれない。
でもたしかに、確かにあの時。
僕らは輝いていて―――

<1>
ピピピピピ……
「うぅん……もう朝か…」
目を開けばそこに写るのは目覚まし時計と窓の外。
振り返れば築20年の安アパートの風景。
俺はそんな風景の中、朝を迎える。
「眠い……なんで学生っていうのはこんなにも早く起きなきゃいけないのか理解に苦しむよホント……」
そんな愚痴を言いつつ俺は布団から出る。

とりあえず歯でも磨こうかと洗面所へと歩いていく。
安アパートって言っても洗面所くらいはついているわけで……まぁ風呂はないけどさ。
まぁこの後は歯を磨いて顔を洗って買い置きしてある食パンをトーストにでもして食べる。
これがあの日から3年経った今の俺の朝の日常だ。
大していいことも起きないし、大して悪いことも起きてなかった。

178 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/22 03:13:38
「なんでああいう夢を今見るのかねぇ……」
俺は歯を磨きながら今朝の夢のことを考えていた。
この三年間あの頃のことを考えたことなんてほとんど無かった。ましてや夢に見ることも無かった。
この夢を見たことが自分の人生を変えるんじゃ…?なんて考えるほど俺の頭の中は幸せじゃあない。
でも俺にとって三年前の出来事はあまりにも大きすぎたから。大切だったから。
もしかしたらあの日々に少しだけ戻れるのでは…?なんて考えてしまっているかもしれない。
でもとりあえず今日は大学にいかなきゃ行けないからそんなことを考えている暇は無かった。

「うわもう出なきゃ授業に遅れるじゃねえかよ!!!」
俺はパンを食べることもできず玄関から外へと走っていった
そして誰もいない部屋に
「行って来ます!!」
と声をかけた。


俺が夢を見たということ意外は何もかわらないあの日からの日常。
ただ何となく何か起こるんじゃないかっていう不安……いや期待はこの時もうすでに持っていたかもしれなかった。


なんかしらないけど内容抜けてたのでもう一回投下しなおしOTZ

179 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/22 22:47:15
<2>
玄関を出るとそこは・・・・・・
なんて展開はモチロンありませんよええ。
現実っていうのはそう都合よく出来てるわけでもなく、とりあえず俺は学園に行かなきゃならないわけだった。

俺の部屋は安アパートの二階。
階段を下りていくとそこには俺の愛車がある。
愛車といってもモチロン車じゃなく自転車。安アパートで暮らしてる人間が車なんて買える訳も無い。
学園までは自転車で15分ほどで、距離としてはそこまで遠いわけでもない。
といっても今日はあんな夢を見てなんとなく考え込んでしまったからあまりゆっくりしている時間はないのだった。
「おはようさん。今日はいつもより遅いのね〜」
と話しかけてくる同じアパートのおばさんにも、
「おはようございます!いってきますー」
としか返せないくらいに時間は結構まずいことになっていた。
なんていうか全力で自転車を漕いで汗だくにならなきゃならないくらい。
「いってらっしゃ〜い」
というおばさんの声を背に俺は学園へと急いだ。

180 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/22 22:47:29
急いで自転車を漕いでいるもんだから景色はびゅんびゅん後ろへと流れていく。
車通りの少ない道だからいいもののこれが車通りが多い道なら周りが見えて無さ過ぎて多分車に轢かれるんじゃないだろうかと思ってしまうくらい。
まぁ田舎の道だからそんな心配も無いわけだが。
人口も大して多くなく、そしてまわりを見渡せば畑やら田んぼやらが見つかってしまうような町。
周りを見回すとお年寄りのほうが多いような気もする…そんな所が俺の今住んでいる町なのだ。
ここに引っ越してきたのは大体2年くらい前だろうか?
3年前でいろいろと使い果たしてしまった俺はなんとなくでこの町にある学園を受験することを決めてしまったのだ。
親はなぜそんな田舎の学園を受験するのかと言って反対してきたがその反対を押しのけて俺はこの学園を受験し、合格してしまった。
今考えてもなんでこの学園を受験したのかはわからない。
親から離れたかった……というのとも違うし…環境を変えたかったというのはもしかしたらあるのかもしれないが。
とにかくそんなこんなで俺は今一人暮らし。
大変なこともあるけどそれなりに暮らせているんだから結構人ってどうにでもなっちゃうもんだと思う。
…とまあいろいろ考えているうちに学園が見えてきた。なんとか遅刻はせずに済みそうだ。学園に入っていく制服の人が多いっていうことはそういう事だろう。
俺はといっても油断できない時間なのは変わらないので学園に向かってさらに力を入れてペダルを漕ぎ出した。


181 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/22 22:47:56
もしかして:長いんだからtxtでうpしろこのバカ野郎

182 : ◆Mare/GPJwg :06/06/22 23:00:54
もしかして:でも、txtだと見ない人多いカモカモ

183 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/23 02:12:26
<3―1>
コレは10秒台がでるか!!???
とかそんなこと言いたくなっちゃうくらいの勢いで廊下を走り抜ける俺。
自転車置き場に自転車を置きにいくとやはり遅刻ギリギリの時間。全力で走らなけ

れば遅刻の欄に丸がついてしまうという結構まずい状況になっていた。
「おい、廊下をそんな勢いで走るな!!!」
なんて先生の声も無視して
「きゃっ」
なんていう女の子の声にも振り向かず走る。
……もしかして遅刻よりもまずい状況になってしないか、なんてそんなことも考え

る暇もなく教室に向かってただひたすらに走る。
扉が見えてきてさらにスピードを上げる!
そして教室の戸を開け――
「よっしゃセーフ!」
なんとか遅刻にはならずに教室にすべりこんだ……のだが。
「………」
なんていうか…間に合った達成感と汗と涙?の力がいい感じに有り余って叫んでし

まった俺はクラス中の視線を集めていた。

184 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/23 02:12:50
「…おはよ」
といって少し顔を赤くした俺は少しうつむいて自分の席へと向かった。
「何叫んでるんだよ〜お前面白すぎるよ?」
と俺の席の前の友達が声をかけてくる。
「いや…自分でも感心したくなるくらいに急いで学校来たもんだからさ。遅刻せず

にすんだっていう達成感で思わず叫んでしまったこの俺の気持ちをわかってくれる

とうれしいよ」
なんて自分でも何言ってるのかわからない様な事を友達に言うと俺は自分の席に座

る。
「相変わらず変なことばっか言うやつだよなお前。
まぁそれだけ急いで走ってきたっていうことは多分誰か先生に見られてるだろ。怒

られなきゃいいけどな〜」
「あー…それはありえそうで怖いよ」
「ご愁傷様。にしても珍しいよな、お前が遅刻寸前に走りこんでくるなんてさ。」
そう言ってそいつは俺の方に椅子ごと向いてきて、
「どうした?なんか悩み事でもあんのかよ?この俺――浜田がきいてやるぜ?」
さっきから俺が話しているこの男は浜田。
この学園に来てからわりと仲良くしている友達の一人だ。
特に親しいというわけでもないけどこの学園の中では仲良くしているほうだろう。

俺はあまりこの学園では友達を作っていないから――
「いやたいした事じゃないよ。夢を見ただけさ。」
「夢?また似合わないメルヘンチックな事を言うねぇ。」

185 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/23 02:13:05
「るせーよ!そういう日が一日くらいあってもいいだろ。」
俺がそういうと浜田は笑って、
「お前根詰めすぎなんじゃねえの?学園でもわりといい子演じてるだろ。もうちょ

っと肩の力抜けって。」
と言う。
「別に悪い夢を見たわけじゃないよ。ただ……」
俺が考え込み始めた時丁度チャイムが鳴る。
するとクラスの中で話していた人たちも自分の席へと座っていく。
先生が教室に入ってきて今日も一日の授業が始まる。
「起立!礼!着席!」
ただ俺はこの後始まる先生の話がどうしても頭に入らなかった。
……朝に見た夢が気になってしまっていたのだ。

186 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/23 02:13:41
改行ミスってるところ結構ありますけど許して(´・ω・)

187 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/23 02:14:50
これ長いんだけどいつ終わるんだろね(´・ω・)

188 :名も無きリスナー:06/06/23 02:17:27
>>187
ちょw プロットはしっかりしろよw

189 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/23 02:19:17
>>188
一応構成と軽いプロットは書いた
書いたんだが

終わる気がしないのはなぜ(´・ω・)?

190 :○ノシ ◆LvxlSWAKKA :06/06/23 04:42:27
>>189
>終わる気がしないのはなぜ(´・ω・)?


よくあること

191 :名も無きリスナー:06/06/23 12:34:30
気になったことを突っ込みます><
<1>では大学なのに<2>からは学園になってるのはどうしてなんだぜ?
そういう細かいのも統一したほうがいいと思うんです><

192 :ゆーま:06/06/23 13:59:45
大学って書いてるな確かに


ミスったOTL

193 :名も無きリスナー:06/06/23 16:52:20
http://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%A4%A7%E5%AD%A6&num=50
><

194 :名も無きリスナー:06/06/23 23:36:38
学園ならエロゲに出しても問題ないですよね

195 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/24 23:19:00
エロとか書けないんだぜ?w

196 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/24 23:53:22
<3―2>
実際のところ。
3年前だってそんな特別なことをやっていたわけではないのだろう。
要は熱中できていたかどうかの違いなんだと思う。
今だって楽しもうと思えばそれなりに楽しい時間になるのだろうし、それは単純に俺の心の問題。
周りを見てみればかわいい女の子だっているし。恋愛だってそれなりに楽しめるだろう。
…でも。やっぱりそういう気持ちにはなれないのだ。
三年前俺がすごしていた時間っていうのはやっぱり心地よすぎて。楽しすぎて。大切すぎたんだと思う。
だから今すごす時間から輝きみたいなものを見出すことが出来なくなってる。
あの頃にはあったはずのものが今は…
……我ながら結構恥ずかしいこと考えてるな…口に出してはいえないよホント。
そして俺は先生が板書をしている黒板のほうを見る。
先生の授業、周りには大して仲良くなることも出来ないクラスメイト、熱中することもなく、なんとなくで惰性で過ごす。
これが今の俺の時間だ。
別に浜田が言うように俺はいい子を演じてるわけじゃない。ただ何もやる気が無いから目立って悪いことをしていないだけ。
その代わり良いことだって何もしていない。
だから傍から見るといい子に見えるんだろうか?
正直な話どうでもいい事だった。

197 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/24 23:53:44
俺はノートに目を移す。
……あーホントやる気ねーんだな俺。
何かが起こればやる気が出てきたりするんだろうか?それこそ女の子に告白されたりとか……
まぁこんな何もやってない奴に惚れる女の子なんているわけもなく。やっぱり惰性で黒板を見つめるだけで俺の学園生活は終わりを告げる

んだろう。
今だってノート見つめたかと思ったら落書きし始める始末だし。
「ふぅ…」
俺はため息をつくと窓の外に目を向けた。
季節は夏で、空はいい感じに青くて。
あー外で日向ぼっこでもしたら気持ちいいんだろうなー…とか思いながら。
授業時間は無意味に過ぎていくのだった。

「コラ何外見てぼーっとしてるんだ!!」
…とか怒られたりもするんだけどね。
あーあ…今の時間の先生はぴすただったのすっかり忘れてたわ…
「きいてるのかお前!」
はいはい聞いてますよ聞いてますってば…

あーだめだ、ホントやる気なさすぎだわ俺。

198 :UMA ◆u.YAJIUMA. :06/06/24 23:56:16
日本語がオカシイヨ!!って自分につっこみたくなる時があるのは仕様ですか(´・ω・`)?

199 :6月25日AM3時ごろ その1/2:06/06/25 03:07:12




大きく深呼吸をすると、白い息が空気に溶けるように消えた。
暖房の効いた車内で暖められた皮膚が、思い出したかの様に空気の冷たさを伝える。
軽くたたんで手に持っていたコートを羽織る。
脇に置いた大型のトランクを持つ。

そう、帰ってきたのだ。





200 :6月25日AM3時ごろ その2/2:06/06/25 03:07:34

ホームを行き来する人々に見覚えなどあるはずもなかったが、はっきりと脳に残った建物の地図は、久しぶりにこの街に帰ってきたことを知らせてくれる。
駅は当時の俺にとって自分の庭のようなものだった。
流石に今は無いだろうが、改札を通らずに構内に入れる抜け道のようなところを当時の友達Aに教えてもらってからは、毎日のように不法侵入を繰り返した。
はは…切符も買わずに電車に乗って終点まで行って、いつまでも降りない俺を不審に思った駅員に咎められて色々あって、結果的に母親にブン殴られたこともあったな。
そう、駅は当時の幼い時分にとって、魅力的なテーマパークだったのだ。電車好きだったし。
そんなわけで、駅員にマークされながらもハタから見れば恵まれているとは言えない幼少時代を過ごしてきたこの場所は、俺の記憶の片隅にいつでも保存してあり、必要な時には必要な分だけ取り出せるようにしてあるわけだ。
とか考えているうちに迷った。
記憶とは曖昧なものであり、何時までも覚えている筈は無いのさ。
駅員に話しかけるか否か、己のプライドと戦っているうちに何故か見覚えのある少女から声を掛けられた。
「えっと、もしかして鷲宮君ですか?」
「君の知っている”鷲宮”という人物がどのような人物かは知らないが、俺は鷲宮家生まれ鷲宮家育ちの鷲宮という名を持つ男だ」
俺の微妙にヒネクレた応答に少し動揺した様子。
「鷲宮・・・鷲宮東(あずま)君・・・でいいんですよね?」
「人に名を聞く時は先に名を名乗れ、川越」
「あっ、すみません、私は川越雪と申しまして、得意料理は肉じゃがで、趣味は・・・って思いっきりわかってるじゃないですか!」
「それは、見事なノリツッコミだった」
紹介しよう、この素晴らしいノリツッコミの持ち主は、俺の少年時代のクラスメイツその1、川越雪(かわごしゆき)。
昔通っていた学校でも比較的仲がよかった女子生徒の一人である。
「しかしホント変わってないな。髪型も昔のままだろ。身長は何センチ伸びたんだ?」
「これがびっくりするほど伸びてないんですよ、私。でもその代わりと言ってはなんですが、布に隠れた私のパンドラの箱はみるみる成長しましてね、上からご想像にお任せします」
・・・確かに、彼女の衣服を突き上げる突起は、三年前よりも目立っている気もする。
「あ、鷲宮君赤くなってますよ、あ、何見てるんですか?きゃー、視姦されたー、汚されたー」
「う、うるさいっ。お前の貧弱な身体を眺めて帰郷したことの喜びを噛み締めてるだけだっ」
それより、川越は何故こんなところにいるんだろう?
ちなみに彼女は制服で、今日は日曜日だ。
「いやーもう運命っていうんですか?私と鷲宮君は運命の緑い糸で繋がってますから自然と」
「俺の心を読むな。そしてナチュラルに嘘をつくな」
「と、いうのは冗談でして、昔から方向音痴だった鷲宮君を同じ屋根の下で暮らすことになったよしみとして、そして学校代表として迎えにきたわけですよ」
俺って方向音痴だったのか・・・いやそうではなくて。
「ちょっと待て、学校はともかく同じ屋根の下ってのは何だ」
「で・す・か・ら、」


それは、何のプロットも考えも無しに、その時の気分で書き綴る物語。
まるで人の一生のような、流れゆく時のような。

201 :6月26日AM3時ごろ その1/2:06/06/26 04:28:04

知らなかった。

川越の親と俺の母親が、頻繁に連絡を取るほど仲がよかったとは。
PTAだか委員会だかなんだか知らないが、学校の集まりで知り合って意気投合したらしい。
「もうですねー、私と鷲宮君を許婚にしたいとか話してたそうですよー。ありがたいんですが、ありがた迷惑というかなんというか」
「まったくだ。・・・いや、ありがたくはないぞ」
俺が引っ越した後も密かに連絡を取り合い、俺だけが帰ってくることを知った川越の親が、一人暮らしは大変だろうから、と気を回したというわけだ。
「たまーに嬉しそうに長電話してるから何かと思ったらそういうわけか」
「そういうわけなのですよー。どうせなら許婚ということにすれば」
「よくねーよ」
そんな話をしながら、俺たちは新しき我が家に到着した。
「そういうわけで、ここが鷲宮君の新居となる」
川越はくるくる回って、夕日に照らされた7階建ての集合住宅を指差した。
「”静和アパートメント”です!」
知り合いが近くにいたほうが、色々と便利になるのはわかるが。
まったく母親も、これから暮らす住居の説明くらいしろっつーの。
っていうか、俺はなぜ引越しの生活を心配しなかったのだろうか。
「言っておくが同じアパートに住んでるのは一つ屋根の下とは言わないぞ」
「あ、もしかして美少女と同居できる、なんてのを期待してましたか?お風呂で裸でばったりとか寝ぼけて布団に潜り込んだりとか想像してたんですか?鷲宮君マニアックですねー」
「誰が美少女だ」
「同居のあたりについては否定しないんですねー」
「馬鹿言え飽きれて突っ込みを入れる気にもなれなかっただけだ」
少々早口なのは図星だったからだ。

202 :6月26日AM4時ごろ その2/2:06/06/26 04:28:32

「それよりさっさと入るぞ」
「郵便受けがそこで、駐車場はさっきありましたけど、裏には自転車とバイク用の駐輪場もありますよー」
頼んでもいないのにべらべらと喋る川越。
無意味に饒舌なのは変わってないな。
「鷲宮君の部屋はこちらです。今鍵を開けますね」
エレベータで3階まで上がって、すぐ右だ。
鍵を川越が持っていることは話の流れからするとわりと自然なので突っ込まないでおこう。
ドアを開けて中に入る。
「ちなみに私の部屋は305号室ですので夜這いの際は是非お立ち寄りください」
「誰がするか」
何の変哲もない部屋を見回し、何の変哲もない台所とトイレと風呂の位置を確認する。
「はい、これが鍵です。戸締りをきちんとしないと鷲宮君に想いを寄せる美少女が勝手に料理を作っていったりしますから十分気をつけてくださいねー」
「そりゃ恐ろしいな」
備え付けの電気ストーブにスイッチを入れながら、俺はかなり疲れていることに気づく。
「んじゃ今日は疲れたから寝るわ」
「えっと、まだ学校への道のりとか管理人さんへの挨拶とかスーパーの場所とか女子更衣室が丸見えのベストスポットへの案内とかが終わってませんけど」
「明日にしてくれ・・・あと最後のはいらん」
ちょっぴり興味はあったが。
「・・・わかりました。では明日は7時頃起きてくださいね。入学手続きとか色々あるみたいですから」
そういえばそんなものもあったっけ。
「ああ、わかった・・・じゃあまた明日な」
川越は小さく手を振りながら退室した。
「・・・寝るか」
真新しいシーツが敷かれたベッドに倒れこむようにして横になると、俺は深い眠りへとついた。

「まったく、鍵もかけないんだから・・・」
502号室の合鍵を取り出し、鍵をかけた。


203 :名も無きリスナー:06/06/27 23:50:17
続きマダー?

204 :名も無きリスナー:06/06/28 00:21:52
気が付くと、その時、真夜中の街中を彷徨っていた。
黄色い街灯が、点滅を繰り返す。
すると、目の前に、青い、警察官が。
「これはこれは、明日は雨ですナ。」
こんな所にまで、少子高齢化の影響が表れているようだ。
『逃げなくては――』

だが
その瞬間、天と地が逆様になる。
街灯が、真下に、伸びる。
道の脇に置いてあった消火器に躓いたのであった。
「そうか、これが昨日の夕暮れ時のニュウスで言っていた・・・」
地に倒れたならば泳がなくてはならない。
しかしどうだ、転んだ拍子に肋骨が折れているではないか。
「何故・・・何故アイスクリィムには賞味期限が無いのだ・・・」

すると
「お待ちになって。」
眼前に現れた、黒い、女子中学生。
「タバコ屋サンは、何処ですか。」
「紫の上を赤褐色に沿って流れるのだ。」
答えると、すぐに、女子高生は持っていたタバコを吸い始める。

そして
「ドストエフスキィは好きですか?」と一言言うと、街の闇に紛れてしまった。
『ああ、これがノウマライゼシオンという奴か――』
瞬時に先刻までの闇が切裂かれ、街に明かりが灯る。
そして、ついに、16の日が訪れる・・・


205 :名も無きリスナー:06/07/01 23:27:51
強力な電波を感じます

206 :7/2PM7時ごろ:06/07/02 19:08:22

ところで学生生活を満喫する為には何が必要なのだろうか。
例えばそう、仲の良いクラスメイト。
多くて困ることはないし、少ないとクラスでの肩身が狭くなるのだ。
そして、より多くのオトモダチを獲得する為の重要なイベントの一つが、自己紹介である。
特に俺のような転入生はインパクト勝負。
皆の心をキャッチするようなイカした自己紹介をすることで俺の株もグッと上がり、潤滑なスクールライフを送れるわけだ。

転入届やら住民票やらを出してから二ヶ月弱ほど経ち、すっかり馴染んだこの街にも春が訪れた。
2、3回歩いてみて一応覚えた通学路をまだ朝の早いうちに駆け抜け飛び込んだ学園の校庭は、希望の光に満ち溢れていた。
清々しい気持ちでグラウンドを全速力で走ってみたが、半周ほどで清々しい気分は吹っ飛んだので止めた。
微妙に火照った顔で職員室に現れた俺をあきれたような目で先生方が迎え、担任になるらしい人と少し話し、担任と共に教室へと向かった。
「新しいクラスの仲間を紹介する」などとステレオタイプな声を教室の外で聞いた後、いよいよ新しきクラスの仲間達との出会いの時である。
ガラガラ、と音を立てて開いた横開きのドアに入る瞬間、俺はとっさに黒板消しから身を守るために頭の上に手をかかげたが、何も落ちてはこなかった。
しまった、上ではなく下か、と思った瞬間に後ろにさっと飛び退き、ワイヤー等が仕掛けられていないか確認したが、それらしき物は発見できず。
細心の注意を払いながら教室に入った俺を出迎えたのは、40個ほどの驚きに見開かれた目と、20個ほどの冷たい目だった。
よし、掴みはばっちりだ、と思うことにした。
「・・・・あ、えと、今日からクラスの一人になった鷲宮ヒガシ君だ」
「先生、俺の名前はアズマです」
少し動揺しているらしい中年の担任に、俺は正しい名前を伝える。
クラスの”仲間”から”一人”と格下げされたのは気にしすぎだろうか。
黒板に鷲宮東と書いて、俺の自己紹介ショーが始まる。
「どうも、本日よりこの学園に転入することとなった鷲宮アズマです。みなさんよろしくお願いします」
やたらまばらな拍手をした新しい友人達。
担任が何か喋ろうとする前に、自己紹介の続きを再開する。
「趣味はアリの巣の観察です。虫は嫌いなのですが、アリだけは別で結構好きです。前の家の庭の木についた毛虫をアリの巣の前に置いてしばらく経つと、
毛虫に気づいたアリ達が巣の中から出てきて毛虫との熾烈な戦いを繰り広げます。大抵はアリが買って、毛虫は巣の中に運ばれていきます。特技は」
この調子で5分少々の演説をした俺を見つめたままのクラスメイト全員と先生は30秒ほどの絶句の後、何事もなかったかのように席を指定し、完全に冷め切った教室内を見回してようやく自分は完全に滑ったことに気がついた。

こうして、俺の学生生活は、スタートダッシュから失敗した。

207 :名も無きリスナー:06/07/04 12:02:29
16の日が訪れてすでに3日が経った。
街の明かりはより一層白みを帯び、脆弱な世の中は虫に支配される。

すると遠くから聞こえてくるスピイカァからの音声。
「こちらはぁ〜新聞回収ぅ〜」
どうやらこの世界でも、古くなった新しい物はやはり邪魔らしい。
まだ7月の上旬の上旬だというのに気の早いものだ。

『そういえば、安部公房の本をどこにしまったかな?』
ふとそんな事を思い出すと、急に目の前が真っ暗になった。
全ての色が、瞬時に、一様に黒に収束してしまったのかだろうか。
「目の中にゴミが…実力主義という名のゴミが入ってしまったのだよ。」
すっかり色を失ってしまった眼前から、低くしゃがれた声が聞こえる。
「失礼ですが、どちら様でしょう?私は赤い羽根など持った事の無い――」
「そんな事より君は何故――何故黒が黒いのかを知っているかね?」
眼前の声は、私の渾身の自己紹介を遮りながら訊いてきた。
「勿論さ、全ての色を取り込んでしまった所為だよ。」
私は、大学教授が中学数学を解いたかのように得意げに答える。
「8割が正解で残りの4割は不正解だ。」
低い声も、私同様得意げに答える。
「オイオイ、10から2飛び出るぞ。」
私はさも決定されたかの様なセリフを吐いた。
するとしゃがれた声が言う。
「この世の基本を10で捕らえている様では、君は音と共に生きていけない。」

その言葉を聞くと同時に、目の前の闇が消え、日常が戻る。
『なるほど、だから三色端子の色は赤と黄色と白なのか。』

――ピンポーン
まるで私の思考回路が正常であるかのように、ちょうど良いタイミングでチャイムが鳴る。
『こんな時間に来客とは、きっと警察官か新聞の勧誘か女子中学生に違いない。』
ドアを開け、半ば錆付いてしまった外の世界を見ると、そこには懐かしい人物がいた。
『これは面倒な事になりそうだ…』

208 :なすーん:なすーん
なすーん

209 :なすーん:なすーん
なすーん

210 :宣伝野郎:06/08/28 06:53:05
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こんなすごいサイトを見つけました!
皆さんだけですよ〜
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211 :キス魔サンドイッチ:06/08/29 01:46:12
「もはや、時間がないぞ。どうするのだ?」

「ご安心を」

「碇・・・本当に大丈夫なんだな?」

「ええ・・・そのためのネルフですから」

「分かった。この件は、お前に任せる」

「フ・・・」







あったら嫌なエヴァンゲリオン

212 :キス魔サンドイッチ:06/08/29 01:46:30
碇シンジ。

内面的で、自信のない少年は田舎者だった。

ミサトさんという女性に案内されて、ジオ・フロントという場所に連れて行かれる。

ようこそネルフ江という資料により、ネルフと言うのは家電メーカーということを知った。

「あきれた。また、迷ってたのね」

「あ・・・リツコ・・」

道に迷っているのに付き合わされたシンジはちょっぴり田舎者である。

繰り返すようだが、碇シンジは田舎者である。


213 :キス魔サンドイッチ:06/08/29 01:47:06
そこには、よく分からない巨大なものがあった。

「驚いた?これがエヴァンゲリオンよ」

「・・・・・・」

何を考えているかは、分からないが碇シンジは何も言わない。

「・・・これが、人類の最後の希望、水洗型トイレ、エヴァンゲリオンよ」

リツコさんという女性が、補足説明を入れた。

そう、その巨大なものとは、水洗トイレだったのである。

よごれないパーフェクティブなトイレを目指して、日夜ネルフのかたがたは、徹夜で作業をしていたのだった!

ってか、トイレに変な名前つけるなよ!ネルフ。

「よく来たな、シンジ」

ゲンドウ。

いわば、トイレの開発責任者である。

「父さん・・・・・・」

「久しぶりだな、シンジ」

「・・・・・・・・・・・」

「さっそくだが、お前には、これに乗ってもらう」

「そんな無理です、司令。レイでさえ、シンクロするのに7ヶ月もかかったんですよ」

シンクロって何?

「時間がない。反論は許さん」

「・・・分かりました」


214 :キス魔サンドイッチ:06/08/29 01:47:11
「シンジ・・・乗れ」

「そんな、見たことも聞いたこともないのにこんなのに乗れるわけないよ!」

先生の家は、ぼっとんトイレだったために、水洗トイレを知らないのだ〜〜!!

「説明を受けろ!」

あくまでも、水洗トイレの説明です。

「・・・父さんは、これに乗せるために・・・僕を呼んだの?」

「ああ、そうだ。さっさと、乗れ!乗らないなら帰れ!」

「そんな・・・無理だよ。僕には・・・」

水洗トイレを怖がる、碇シンジ。

「こんなの・・・ひどいよ」

「・・・じゃあ、さっさと帰れ。冬月、レイを呼べ」

「いいのか?」

「サードが使えない以上、他に方法はない」

215 :キス魔サンドイッチ:06/08/29 01:47:30
「レイ、サードが使えなくなった。乗れ」

「・・は・い」

包帯ぐるぐる巻きの女の子。

水洗トイレ、零号機が暴走(?)したときに怪我をしたそうだが、どうやって怪我をしたのかは謎である。トイレの暴走っていったい???
パルス逆流・・・つまり、流したはずのものが・・・・(自主規制)

「く・・・」

苦しそうだ。

「・・・分かったよ、父さん。僕が乗るよ。乗ればいいんだね」


216 :キス魔サンドイッチ:06/08/29 01:47:42
三十分後。

碇シンジは、水洗トイレ初体験☆

「LCL、注入します」

といったら、エヴァンゲリオンの下のほうから液体が入ってくる。

「え・・・リツコさん」

「あなたのところまでは来ないわ、大丈夫よ」

確かに、エヴァンゲリオンの半分くらいまで入ったところで、LCLは止まった。

そう、これこそがエヴァンゲリオンの最大の秘密。

これのおかげで、きれいなトイレを実現できるのだ!

まだ、実験段階だけど。

「オールグリーン。シンクロ率43パーセント、安定しました」

「すごい」

ってかくどいようだが、トイレとのシンクロっていったい??

「これならいけるわ」

謎の組織、ネルフの暗躍は続く。


217 :名も無きリスナー:06/08/29 01:51:35
名無しでこっそり入れるつもりだったんです><

218 :影瑠 ◆L.Radio..2 :06/10/15 22:28:14
「はぁ〜あ、寒いし眠いなぁ……お休みかな? こりゃ…」
オレがベットに潜り直した時
ピピッ、ピピッ、ピピッ、ピピッ
枕元に置いていた携帯が鳴り出した
ピピッ、ピピッ、ピピッ、ピ……
手探りでPHSを手に取り通話ボタンを押す
「…はい……もしもし……」
完全に寝ぼけた声だった
『おい、昇太? おまえ、1限目どうすんだ? 』
「…ん? 何? 1限? …なんだっけ?」
ダメだ完全に寝ぼけてる…脳が止まってる…
『経済原論だよ、代返は無理っぽいぜ? なんかレポート集めてるし』
経済原論…それはタイクツなだけの無駄な授業だ
…タイクツなだけに出席もほとんどしてない、……出席してない!?
「代返無理だって!? ヤバイ、それじゃ単位落とす! 」
一気に目が覚めたオレは顔を洗い歯を磨き玄関を飛び出した
…大学まで走って5分、正面玄関から入りボードを見て今日の授業の教室を確認する


219 :影瑠 ◆L.Radio..2 :06/10/15 22:28:34
「おい、昇太! もうタイムオーバーだよ」
後ろで聞き覚えのある声、さっきの電話の声だった
「あれ? なんでおまえココに??」
教室の振り分けや休講案内のあるボードは学生ホールにある
学生ホールとは言ってみれば生徒の溜まり場みたいなものだ
オレ達は授業がなく暇な時はココにたむろって話をしている
「なんで? ってもう授業終わったよ、レポート提出してそれが出席だとよ、んでもう終わったってわけ」
「マジかよ〜、せっかく来たってのに…」
オレはみんなが座っているストーブ脇のベンチに腰をかけタバコに火をつけた
「あ〜あ、やる気が出ない大学だねぇ…女がもっといれば楽しいんだけどねぇ…」
そう、ココの経営学部にはほとんど女の生徒がいないのである
オレらが入ったときの女の人数は19人、男180人に対してだ
しかもいる女と言ったら…妖怪アンテナが反応してしまうような連中ばかりだ
「あれ? 昇太、おまえ知らないのか?」
オレのボヤキを聞くと不思議そうに聞き返す
「何を?」
「来年度からこの大学に英文学部が出来るって事だよ、みんな知ってるぜ? 」
「…マジで? オレそんな事始めて聞いた…英文学科…女が多そうだなぁ…」
英文学科や福祉関係には女が多いと言うのが相場だ
「なるほど…来年から英文学科がねぇ………」


220 :影瑠 ◆L.Radio..2 :06/10/15 22:32:09
春が来て…英文学科が設立された
この大学にも女が一気に増えた……
ストーブの撤去されたホールには今までの3倍くらい女がいる
「やっぱ大学はこうじゃなきゃ……」
オレはボソッと口にしてみた
「よぅ、昇太! おまえがこんな朝早くにいるなんて珍しいな」
後ろから声をかけて対面にあるベンチに腰をかけようとしてるのは……
「おはよう、育人。次の授業休講だぜ? 」
コイツは『大槻 育人』(おおつき いくと)
一応大学で一番親しい友人だ
ココの大学では入学するといきなりオリエンテーションと称して拉致をする
その時のホテルで同じ部屋になったことで友人になった奴だ
「げ、マジかよ……せっかく来たってのに……まぁいいか、さぁて可愛い子はいるかなぁ〜っと……」
コイツはいつもこうである、はっきり言って軟派者だ
可愛い子がいると即声をかける
彼曰く「出会いは待ってても来ないぜ? 」だそうだ
しかし一緒にいるオレの身にもなって欲しい……
「お、可愛い子発見! 声かけてくるわ 」
……こんな感じである
「またかよ……まったく友達付き合い考え直そうかねぇ……」
しかしこんな事を言ってるがコイツと一緒にいると色々と特典が……
「よぅ、連れてきたぜ〜」
こういうことである
育人がこうやって連れてくるのでオレも女友達が増えた
しかし、友達で終わってるという悲しい現実もある
「あ、どうも、こんちわ……」
なぜなら、オレは女の子と話すのが結構ニガテなのである
どうも思った通りに話すことが出来ない
育人が言うには「オマエは恥ずかしがり過ぎ」なのらしい


221 :影瑠 ◆L.Radio..2 :06/10/15 22:32:27
「こんにちは、学部はどこなんですか? 」
「えっと……経営学部だよ」
しどろもどろに話をしていた時、ふいに携帯が鳴り出した
「はいはい? どちらさん? 」
オレはPHSを取りだし通話ボタンを押す
『ふふっ、相変わらず女の子に弱いね』
この声は…と思いつつ回りを見渡すと……
いた……
「わりぃ、オレちょっと行くわ」
オレは席を離れ近くのベンチに腰かけていた女の子に近づいて行った
「よぅ、居たなら声かけりゃいいだろ」
オレもそのベンチに座り、そこにいた女の子に声をかけた
「だって、なんか育人くんが女の子連れてきてたしね、邪魔かな? って思ってさ」
コイツは『国枝あずさ』(くにえだ あずさ)
元々はこの大学の短大にいたが編入してきたらしい
2年の春先に球技大会があって、その時同じゼミにいた事で知り合った
見てのとおり……オレはコイツに女を感じた事が無い
まぁ、たまにオレの部屋に来て晩飯を作ってくれる時は女を感じるけど……
「おい、何黙ってんだよ。独り言言ってるみたいで恥ずかしいじゃんか」
この通りである、何が悪いって口が悪い
……見た目は悪くないと思うが……
「何でも無いよ、ちょっとな」
「ったく、無視してんのかと思ったよ」
この口の悪さじゃ……ちょっとねぇ?
(誰に聞いてるんだ?)
「ところでお前、今授業は?」
「え〜と……今はねぇ……世間一般で言う"サボリ"……かな? 」
手に持っていたコーヒーを飲みながら小声で言った
「おい、"サボリ"に世間一般も逸般もあるか? 」
あずさはコーヒーを飲みつつ「さぁ?」と言うような顔でこちらを見ている


222 :影瑠 ◆L.Radio..2 :06/10/15 22:32:55
「あ、昇太くんだ、おはよう〜」
声の主は正面玄関から現れてオレとあずさが座っているベンチに向かって来る
「よぅ、おはよう。これから授業か? 遅刻常習犯さん?」
「もぅ、常習犯じゃないよぅ、ただ……今日も寝坊しちゃっただけだもん……」
「それを遅刻常習犯って言うんじゃないの?」
さすがあずさ、鋭いツッコミだ
「もぅ、あずまでそうやっていじめるぅ……昇太は私の味方だよね?」
「さぁ、どうだか? でも萌未の寝坊はいつもの事だしな、でもこのままじゃ単位落としちまうぞ?」
「はぅぅ……だってぇ、お布団の中にいると気持ちいいんだもん……」
こいつは『高梨 萌未』(たかなし もえみ)
あずさと同じく短大にいたが今年度から英文学科に編入したらしい
「あ、あず! この前行ったお店に可愛い服とか新しく入るらしいよ」
「え? そうなの? じゃあ…今日あたり行ってみる? もえは何時上がり?」
……女同士の会話になってしまった……入っていけない……
きゃいきゃい騒いでる女の話に入っていくのはかなり勇気が必要とされるものだ
やる事のなくなったオレは自販機に缶コーヒーを買いに向かった
……自販機の前に来ると……
「あ、あれ? おかしいな……」
一人の女の子が自販機の前で悩んでいた
(何してんだ? ……しかもオレが飲みたいやつの前で悩んでるよ……)
よく見ると投入金額のとこには「110」と書かれていた
(ははぁ、ジュース買おうとして10円足りない……ってとこか?)
オレは財布の中を見てみると……10円玉は腐るほどあった
(な、なぜに財布の中にこんなに10円玉が??……い、いや、それより…)
オレは財布から10円を取り出して女の子が悩んでる自販機に投入した
「え? なんです?」
女の子は自体が把握出来ないようで「ナゼ?」といった顔をしてこちらを見ていた
「10円足りなかったんだろ? 使いなよ、もし違ったならごめんな」
「え? あ、ありがとうございます」
女の子は「双肩美茶」と書かれたお茶のボタンを押して出てきた缶を取り出して後ずさりした


223 :影瑠 ◆L.Radio..2 :06/10/15 22:33:12
「さぁて、オレは缶コーヒーっと……」
オレもコーヒーを取り出してその場を去ろうとすると
「あ、待って!」
後ろから呼びとめられた、振り返るとさっきの女の子がいた
「えっと……あの、学部とお名前教えてもらえませんか?」
(おお!?これが噂に名高い逆ナンって奴か!?)
「さっきの10円お返ししないと行けないんで……」
(なぁんだ……まぁ、そんなこったろうとは思ったよ……)
「いや、10円くらいいいよ、気にしないで」
「い、いえ、そうも行きません、見ず知らずの人に……」
「いいって、気にしないで、んじゃ!」
オレは降り返り萌未とあずさのいるベンチへ戻った
…………しかしまだオレが入っていけるような会話ではなかった
「だぁかぁらぁ、こっちの指輪の方があずには似合うってぇ」
……萌未の奴、ついに鞄から指輪などのアクセサリー出し始めやがった……
「あ、でもこっちもかわいいかも……」
……おい、萌未、おまえはストリートショップでも始める気か?
「う〜ん、アタシはこっちが好きだなぁ……あ、でもこれもいいな……」
この二人はいつもこんな感じなのだ
萌未の兄貴はアクセサリーを作る仕事をしてるらしく
試験的に作ったアクセサリー等を貰ってるらしい
だからこの類のアクセサリーは異常なほど大量に持っている
「あ、これいいなぁ! ねぇ、もえ、これ売ってよ」
なぬ!? 本当に売ってたのか!?
「う〜ん…それはアタシも気に入ってるからなぁ……じゃあ、お茶一本でいいよ♪」
なるほど、可愛いもんだ
本当に現金でやりとりされてるのかと思ったぜ……
「わかった、まっててね、買ってくるよ、いつものでいいんだろ?」
「うん、アロマストレートね」
なんて安い買い物なんだ……結構高そうに見える指輪なんだが……
とか思いつつタバコに火をつける
「昇太くんも指輪とかしない?」
げ、オレに矛先が向かってきやがった


224 :影瑠 ◆L.Radio..2 :06/10/15 22:38:05
貼ろうと思ったらすごい量あったのでココで中止wwwww

225 :名も無きリスナー:06/10/15 22:41:02
Zipで・・・

226 :名も無きリスナー:2007/01/12(金) 20:46:23.7523 ID:h0RJyx0Q
あげまんこ

227 :(∧)・∀・(∧) 【だん吉】 ◆K.A.N.IdEE:2007/04/01(日) 21:17:17.0459 ID:???


228 :ボトルアタッカー暦35年:2007/04/19(木) 00:25:22.99 ID:v45IfNk60
age

229 :キス魔:2007/04/19(木) 00:40:04.138 ID:???0
久しぶりに書いてみたくなったので書きたいと思う。
毎日ちょっとづつ書くのと一気にまとめて出すのはどちらかいいか迷いつつ。

タイトル「恋愛○○人」

序章 私の好きな人

 あの子はとてもよく笑う子だった。太陽のように俺に元気を分けてくれた。
 あの人はとても頭が良かった。そしてそれを誇ることもしない優しい子だった。
 あいつは無口で無愛想で。だけどそこがほっとけないっていうか、とにかくあんまり喋る子じゃなかった。
 彼女は運動神経が悪かったよ。いつもこけたりとかして絆創膏をいたるところに張ってたのが印象的だったよ。
 あの人はお金持ちの令嬢で、金銭感覚が全然違った。俺みたいな庶民じゃ釣り合わなかった。
 彼女は── 

230 :キス魔:2007/04/20(金) 02:08:47.70 ID:???0
ある秋のこと。
サークルの後輩に告白された。
今までに告白されたことが、20年生きてきて2回という僕にとってこれは大きな事件だった。
相手は、サークルに今年はいった1年の一つ下の女の子だ。
よく笑う姿に愛嬌があって、サークル内ではそれなりの人気を持っている。
最寄り駅が同じということもあって飲み会やサークルの集まりの折に送っていたことが惚れた要因らしい。
このチャンスを逃すと次に恋人を作る機械が何時訪れるか分からない。
そのことを思えば、付き合いたくなかったといえばうそになる。
彼女のことは嫌いではないし、むしろ好意的に捕らえていた。
可愛い後輩なのだ。付き合えば付き合ったらきっと楽しい未来が待っているはず。
そんなことは百も承知なのだが、断った。
僕には好きな人がいるから。
もう7年間も会っていない人だけど…初恋の人がいるから。
その人のことが忘れられない限り誰かと付き合うことは出来ないのだ。

231 :キス魔:2007/04/20(金) 02:09:26.71 ID:???0
うぎゃっ入れ忘れたけど
「第一章」
にはいってます(汗)

最初のスペースキー入れたいんだけどスペースの調子が悪くて入りません。
読みにくくてごめんなさい。

232 :キス魔:2007/04/21(土) 04:22:24.30 ID:???0
好きな人とであったのは、中学1年生のときだった。
相手は3年生でバレー部に所属していた。
バスケ部であった僕とバレー部の彼女。
体育館の使用が男子バレー、女子バレー、男子バスケ、女子バスケのうち二つの部活が交替で使用していたために隣のコートで練習する姿を見たのが最初だった。
それからいくつかの出来事があり僕は恋に落ちた。
1年もない付き合い。
告白などもしたわけじゃなく完全な片思い。
彼女が卒業したあとは1度とだって会っていない。
それでも彼女は僕の心に住み続けていた。

「もったいないことしたよな、やっぱり」
はぁ、と大きな溜息をつきながら零した。
「だったら付き合えば良かったんじゃないか?」
後ろ、というより上から声がかかった。
高校に入学してすぐに身長が止まった僕が見上げないと目線が合わない奴が振り向いた先にいる。
高校からの腐れ縁の親友だった。
「それが出来たら苦労しないって」
「一途っていうか、一歩間違えたらストーカーだな」
「うるさいっ」
思いっきり手に持っていた鞄を相手の腹へとぶつけてやる。
運動をこなしている奴相手にダメージはほとんどない。