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チラシの裏@影瑠板 7枚目
[611]名も無きリスナー:2011/03/23(水) 15:49:55.1513 ID:???0
AAS
文化祭でごったがえしている校舎の中、居場所もなくだらだらと俳諧していたのだが、
突如物陰から犬耳をつけた(そのときは仮装か何かかと思う)背の高い少女に呼び止められ、助けてほしいと頼まれる
自分は学校の地下にある装置にコントロールされていて、その装置から一定距離離れると、体内臓器機器が緊急停止するように作られている
地下装置が破壊できればその制限もなくなるのだが、壊そうとして至近距離に近づいても臓器は緊急停止してしまう。
どうか私と一緒に地下まで降りて、私の代わりにその装置を破壊してくれませんか、
という、犬耳少女(アンドロイド風味)に頼まれた自分はテンションがあがって正義の味方気取りで、意気揚々と地下に一緒におりていく
地下施設の中、いくつかの厳重な警備装置をかいくぐり(なぜかセキュリティシステムに関する知識があった)えたいのしれない地下装置のそばまで来た自分は
犬耳少女の言葉のまま銃で(なぜかもってた)装置外周を破壊し、さらに手榴弾を(なぜかもってた)投げ込み、めでたく装置破壊を完了する。
さあもう君は自由だよ犬耳少女!ぼくと一緒にめくるめくラノベ的共同生活を(ryとかふざけたことを考えつつ、犬耳少女のほうを振り向くと、
表情が一遍。「よく壊してくれたわね。私が壊すと痕跡が残るからやりたくなかったのよ。助かったわ」と不適な笑みを浮かべながら、一人でエレベーターにのりいってしまう。
ポカーンとして立ち尽くした自分の後ろで、別の少女が駆けつけてきて「そんな……嘘……」と蒼白な顔でつぶやいている。
犬耳少女がした装置にたいする説明はすべて嘘っぱちで、どうやら自分はその「別の少女」が必死になってたどり着いた「最後の希望」を木っ端微塵にぶち壊したらしい。
さらに詳しい説明を求めようとしても、”別の少女”はだんだん魂が抜けるように目の前で動かなくなる。
激しい混乱の中、動かない少女を手に自分が何をしてしまったのか調査を開始することにした
という夢をみた。あのままファンタジーの世界にいれたらよかったのに……
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