【一日】一行小説スレ【一文】

1 ：名も無きリスナー：2010/06/04(金) 08:52:45.7733 ID:VbJDeotIO

むかしむかし、あるところに、小さな小さな国がありました。

2 ：名も無きリスナー：2010/06/04(金) 15:49:03.4654 ID:???0

国王の名前は みそ

3 ：名も無きリスナー：2010/06/04(金) 19:08:58.9936 ID:CR9J6e4Q0

豊潤な国土に恵まれていながら、王室が課した重税により、
国民の生活は困窮しておりました。

4 ：名も無きリスナー：2010/06/05(土) 07:13:30.3880 ID:???P

国王のみそは民から集めた税金を かつおのコチュジャンあえ に浪費していました

5 ：名も無きリスナー：2010/06/05(土) 14:24:07.3898 ID:???0

国王の身勝手な振る舞いに、国民は不満と不安を抱いていましたが
軍の監視の目もあり、誰一人として異を唱えるものはいませんでした。

6 ：名も無きリスナー：2010/06/05(土) 15:39:44.4072 ID:???0

そんな国王には、1 1 人の后と 7 人の王子、 8 人の王女がいます。

7 ：名も無きリスナー：2010/06/05(土) 17:05:45.3663 ID:???P

まぁそんなことはさておき、本題に入ろうと思います。

8 ：名も無きリスナー：2010/06/06(日) 17:48:58.6214 ID:???0

みそ王国の城下町の一角に、小さな靴屋がありました。

9 ：名も無きリスナー：2010/06/07(月) 00:36:00.8195 ID:???0

靴屋の名前は 朧月

10 ：名も無きリスナー：2010/06/07(月) 01:09:48.7224 ID:???0

店名の由来は店長の名前からです

11 ：名も無きリスナー：2010/06/07(月) 02:16:37.1628 ID:???0

店長の朧月は、一人で店を切り盛りしていました。
雨の日も風の日も、靴をはいてくれる全ての人のために
休むことなく働いていました。

12 ：名も無きリスナー：2010/06/07(月) 07:25:38.9567 ID:???0

そんな臘月もそろそろ結婚適齢期なので
お見合いをすることになりました

13 ：名も無きリスナー：2010/06/07(月) 12:17:13.2487 ID:???0

朧月には、密かに思いを寄せている女性がいました

14 ：名も無きリスナー：2010/06/08(火) 01:19:59.7353 ID:???0

その名は 萌宗路子

15 ：名も無きリスナー：2010/06/08(火) 01:33:35.5844 ID:???0

町外れのガラス細工工房の職人である彼女は、才能に恵まれ、また情熱に溢れていました。

16 ：名も無きリスナー：2010/06/08(火) 19:06:54.2241 ID:???0

結婚後すぐに夫を亡くした彼女は、彼が遺した唯一の温もり
今では2歳になる娘を育てるため、我が身を省みることもせず
一心不乱に働き続けておりました。

17 ：名も無きリスナー：2010/06/08(火) 22:59:10.2208 ID:???0

お金は子供のために使って自分にはつかわず、
一生懸命に働いてるため彼女の靴はボロボロでした

18 ：名も無きリスナー：2010/06/09(水) 03:16:24.9940 ID:???0

身も心もボロボロでした

19 ：名も無きリスナー：2010/06/09(水) 17:56:33.6070 ID:???0

そんなある日のことです。

20 ：名も無きリスナー：2010/06/09(水) 21:22:50.2575 ID:???0

臘月が目を覚ますと目の前に悪魔が立っていました

21 ：名も無きリスナー：2010/06/10(木) 00:09:16.2184 ID:???0

驚きのあまり声を出すこともできない彼に向かって、
悪魔は言いました。

22 ：名も無きリスナー：2010/06/10(木) 00:20:21.1669 ID:???P

「お前も蝋人形にしてやろうか！」

23 ：名も無きリスナー：2010/06/10(木) 01:46:14.3879 ID:???0

臘月は反射的に答えてしまいました。

「どうせなら、萌宗路子を蝋人形にして俺のそばに置いてくれ！！！」

24 ：名も無きリスナー：2010/06/10(木) 20:35:20.8486 ID:???0

ちなみにその悪魔は相撲好きな悪魔であることは言うまでも有りません

25 ：名も無きリスナー：2010/06/10(木) 20:45:30.1150 ID:???P

すると今度は天使が現れました

26 ：名も無きリスナー：2010/06/10(木) 20:50:09.1945 ID:???0

と思ったら天使のような悪魔の笑顔でした

27 ：名も無きリスナー：2010/06/11(金) 00:58:33.5243 ID:???0

すると臘月は目をさましました。
「なんだ、夢だったのか・・・」

28 ：名も無きリスナー：2010/06/11(金) 01:09:10.8181 ID:???0

そして臘月は、自分の名前が「朧月」であることに気づいたのでした。

29 ：名も無きリスナー：2010/06/11(金) 01:12:22.4255 ID:???0

さて、余談はここまでにして本編に入りましょう。

30 ：名も無きリスナー：2010/06/11(金) 01:13:34.6845 ID:???0

日本の本州という島の最北端に青森という場所があるのですが、

31 ：名も無きリスナー：2010/06/11(金) 01:30:32.8453 ID:???0

そこには影瑠村というDJ達がひっそり暮らす小さな村がありました

32 ：名も無きリスナー：2010/06/11(金) 20:24:39.1587 ID:???0

その村の村長の!user1はとても人格者として知られていました

33 ：名も無きリスナー：2010/06/11(金) 21:12:49.9082 ID:???0

!userは村民から、「 ロベスピエール 」の愛称で知られていました。

34 ：名も無きリスナー：2010/06/11(金) 22:33:58.5649 ID:???0

ロベスピエールは野菜の栽培に長けた人物で、
彼なくして今の影瑠村はなかったでしょう

35 ：名も無きリスナー：2010/06/14(月) 19:51:11.9108 ID:???P

なかでも影瑠村で採れるらっきょうはすごく大きいと世界中で知られています

36 ：名も無きリスナー：2010/06/14(月) 20:41:21.9410 ID:???0

そんな平和な影瑠村で、とある事件が起きました。

37 ：名も無きリスナー：2010/06/14(月) 21:23:39.8865 ID:???0

この村に繋がっている光ファイバーが切れたのです

38 ：名も無きリスナー：2010/06/17(木) 01:05:54.3329 ID:???P

ネット廃人ばかりが巣食う村にとっては致命的でした

39 ：名も無きリスナー：2010/06/17(木) 01:54:52.2074 ID:???0

インターネットが使えなくなったことで、発狂する者、赤信号を渡る等罪を犯す者、会社に就職する者、彼女が出来る者、結婚する者などが現れ、村は壊滅の危機に瀕したのです。

40 ：名も無きリスナー：2010/06/24(木) 23:06:11.1545 ID:???0

ロベスピエールは、村を危機から救う為に立ち上がりましたが、特別お金持ちでもなく、コネはたくさんありましたが、それでも村を救うには力不足でした。

41 ：名も無きリスナー：2010/06/26(土) 00:54:34.6155 ID:???0

そこで、隣の村に住んでいる光ファイバー職人にコンタクトを試みまいた

42 ：名も無きリスナー：2010/09/19(日) 13:36:01.6775 ID:???0

隣村の光ファイバー職人は気難しいことで有名です

43 ：龍角散トローチFL ◆G/D/T/iAvo ：2010/12/02(木) 19:00:08.2171 ID:???0

しかし、ロベスピエールは臆することもなく、回線復旧を依頼するためにその光ファイバー職人のもとをを訪れました

44 ：名も無きリスナー：2010/12/02(木) 20:41:55.5931 ID:???0

ロベスピエール「速い物なーんだ？」